子どもが好きな歌は、絵本になると理解の深さが一気に変わることがあります。
我が家でも「おべんとうばこのうた」は、親が歌ったり保育園で歌ったりする中で、長女がかなり好きな歌のひとつになっていました。
ただ、好きだからこそ「れんこんさんってなに?」「ごましおってなに?」のように、歌詞に出てくる食べ物を聞いてくる場面が増えてきました。
そこで、歌の世界を絵で見せられたら分かりやすいのではと思って購入したのが、さいとうしのぶさんの『おべんとうばこのうた』です。今回は、絵本シリーズの一つとして、実際に買ってよかった点や、どんな家庭に合いやすいかをまとめます。
おべんとうばこのうたの基本情報

まずは、購入情報と書籍の基本情報を整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | おべんとうばこのうた |
| 構成・絵 | さいとうしのぶ |
| 出版社 | ひさかたチャイルド |
| 購入時期 | 2025年12月 |
| 購入金額 | 1,100円 |
| 定価 | 1,100円(税込) |
| 発売時期 | 2013年8月 |
| 対象年齢 | 1・2歳から |
| サイズ | 22×19cm |
| ページ数 | 24頁 |
| ISBN | 978-4-89325-993-6 |
出版社公式では、本書は「歌って遊べるわらべうた絵本」として紹介されています。歌詞に合わせて、擬人化されたお弁当箱の中に、おにぎりやごましお、にんじんさん、しいたけさんたちが入っていき、おいしそうなお弁当ができあがる構成です。
また、対象年齢は1・2歳から。サイズは22×19cm・24ページで、小さな子どもと一緒に歌いながら読むのにちょうどよいボリュームです。
さらに本書は、全国学校図書館協議会選定図書、日本図書館協会選定図書、日本子どもの本研究会選定図書にも選ばれています。長く読まれている定番絵本としての安心感もありました。
購入したきっかけは、歌詞の意味を絵で伝えたかったから
購入のきっかけは、長女が「おべんとうばこのうた」を好きだったことです。
親が家で歌うこともありましたし、保育園でもよく歌っていたようで、かなり親しみのある歌になっていました。歌そのものを楽しんでいるだけでも十分よかったのですが、だんだんと歌詞に出てくる言葉に興味を持つようになってきたんです。
特に印象に残っているのが、「れんこんさんってなに?」と聞いてきたことでした。大人にとっては当たり前の食べ物でも、小さな子どもにとっては名前だけではイメージできないものも多いんですよね。
この絵本は、そうした“歌では知っているけど、実物や見た目は分からない”を埋めるのにちょうどよさそうだと感じました。歌に合わせてページをめくれる構成なので、ただ説明するよりも自然に理解しやすいと思って購入を決めました。
実際に買ってよかったところ
1. 歌に出てくるものが「何か」を理解しやすくなった
一番よかったのは、歌詞に出てくる食べ物を長女がイメージできるようになったことです。
購入後は、「おべんとうばこのうた」を歌うときに、この絵本を見ながら歌うことが増えました。すると、歌の中に出てくるものが、ただの音ではなく「こういう見た目の食べ物なんだ」とつながっていったように感じます。
ワンフレーズごとにページをめくりながら、見て・聞いて・歌って楽しめる絵本なので、歌と絵が結びつくことで理解が進みやすい一冊でした。
2. 歌遊びだけで終わらず、日常の「発見」につながった
この絵本を買ってよかったと特に感じたのは、理解が日常生活にも広がったことです。
たとえば、スーパーでごましおを見つけたときに、「ごましおあった」と言うようになりました。これは単に歌を覚えただけではなく、歌詞の中の言葉と現実のものがつながったということだと思っています。
食べ物の名前を覚えること自体が目的ではなくても、歌をきっかけに「知っている言葉が現実にある」と気づけるのは、小さな子にはかなり良い経験だと感じました。
3. 手遊び歌との相性がとてもいい
「おべんとうばこのうた」は、もともと手遊び歌として親しまれている曲です。そのため、ただ読むだけよりも、歌って、手を動かして、絵を見るの相性が非常に良いです。
手遊び歌としてよく知られているので、手振りをまじえて楽しめるところも良かったです。
また、食べ物たちがそれぞれ表情豊かに描かれ、歌に合わせた手遊びのポーズをとっているのが魅力で、長女が好きなポイントでもあります。
実際に読んでみても、単なる「歌詞の絵本化」ではなく、歌いながらページをめくる楽しさがしっかりありました。読み聞かせというより、親子で一緒に参加するタイプの絵本だと思います。
4. さいとうしのぶさんの絵がわかりやすく、子どもが見やすい
この絵本の良さは、題材だけではなく、絵のわかりやすさにもあります。
作者公式でも、歌詞に合わせて擬人化されたお弁当箱や食べ物たちが登場し、見て聞いて歌って楽しめる絵本として紹介されています。
小さな子ども向けの絵本は、内容が良くても、絵が複雑すぎると入っていきにくいことがあります。その点、この本は食べ物たちが親しみやすく描かれていて、歌との結びつきも感じやすかったです。
気になったところ
1. 物語を読む絵本というより「歌を楽しむ絵本」
この本は、しっかりしたストーリー展開を楽しむタイプの絵本ではありません。
あくまで「おべんとうばこのうた」をベースにした、歌って遊ぶための絵本です。ですので、起承転結のあるお話を求めている場合は、少し印象が違うかもしれません。
ただ、歌が好きな子には逆にそこが強みで、繰り返し楽しみやすい一冊だと思います。
2. 食べ物の名前は、大人の補足があるとより伝わる
絵があることでかなり分かりやすくなりますが、それでも「れんこん」「ごましお」のように、日常であまり見慣れないものは、大人が少し補足してあげるとより理解しやすいです。
我が家でも、絵本を見ながら「これがれんこんだよ」「これがごましおだよ」と話すことで、歌と現実がつながっていきました。絵本だけですべて完結するというより、会話が広がる絵本だと感じています。
こんな家庭におすすめです
この絵本は、次のような家庭に特に合いやすいと思います。
- 「おべんとうばこのうた」が好きな子がいる
- 保育園や家で歌っていて、歌詞の意味も伝えたい
- 食べ物の名前に興味を持ち始めた
- 読み聞かせだけでなく、歌って楽しめる絵本を探している
- 1〜2歳くらいから楽しめる定番絵本を探している
逆に、ストーリー性の強い絵本を優先したい場合は、別の絵本のほうが合うかもしれません。
総合評価
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| わかりやすさ | ★★★★★ | 歌詞に出てくる食べ物が絵で理解しやすい |
| 親子の楽しさ | ★★★★★ | 歌いながら一緒に読めるのが大きな魅力 |
| 繰り返しやすさ | ★★★★★ | 短くてテンポがよく、何度も読みやすい |
| 学びにつながる度 | ★★★★☆ | 言葉と実物がつながるが、補足があるとさらに良い |
| ストーリー性 | ★★★☆☆ | 物語性より歌遊び重視 |
| コスパ | ★★★★★ | 1,100円で親子の歌遊びが広がる満足度は高い |
総合評価:★★★★☆ (4.5/5.0)
まとめ
『おべんとうばこのうた』の最大の価値は、子どもが好きな歌を、絵を通して「理解できるもの」に変えてくれることだと感じました。
我が家では、長女が歌を好きだったからこそ、絵本を取り入れたことで「れんこん」「ごましお」など歌詞に出てくる言葉の意味が伝わりやすくなりました。そして、スーパーで実物を見つけて反応するようになったのは、買ってよかったと感じた大きなポイントです。
「歌が好き」で終わらせず、その先の理解や会話にもつなげたい方には、かなり相性の良い一冊だと思います。
一緒に歌いながら、ことばの世界を広げていきましょう!

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