2歳の学びって、「何を教えるか」より「何に自然と反応するか」の方が大事だと感じています。
以前の私は、「そろそろ文字に興味を持ってくれたらいいな」と思って、ひらがな系の本も試していました。ですが、実際に娘の反応を見ていると、文字絵本よりも数字の方が明らかに食いつきが良い。生活の中で目にする機会が多いぶん、数字の方が今の発達段階に合っているのでは、と感じるようになりました。
その流れで2026年3月頭に購入したのが、『モンテッソーリ式 すなもじ 1・2・3』です。購入金額は2,200円でした。
この記事では、絵本シリーズとして、実際に2歳の娘に使ってみて、どんな遊び方になったか、数字への反応はどう変わったか、読み聞かせ系の絵本と何が違うのかを正直にレビューします。
前回のあいうえおの本レビュー|2歳には早い?正直な感想で「今は文字より数字の本の方が合っているかもしれない」と書きましたが、その仮説がかなり当たっていたと感じています。
基本情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | モンテッソーリ式 すなもじ 1・2・3 |
| シリーズ | モンテッソーリ式 すなもじシリーズ |
| 監修 | しののめモンテッソーリ子どもの家 |
| 出版社 | 朝日新聞出版 |
| 発売日 | 2025年9月19日 |
| 定価 | 2,200円(税込) |
| ページ数 | 48ページ |
| ISBN | 978-4023334526 |
| 購入時期 | 2026年3月頭 |
| 我が家の購入金額 | 2,200円 |
こんな人におすすめ
- 2歳前後で数字に興味が出てきた子
- 文字絵本はまだ少し早いと感じている家庭
- 読み聞かせより「自分で触る」学びに反応する子
- エレベーターや時計、値札の数字が好きな子
- モンテッソーリ系の知育に興味がある方
購入したきっかけ
購入した一番のきっかけは、前回のあいうえおの本レビューで感じた通り、今の娘には文字の絵本より数字の絵本の方が合っていそうだったからです。
実際、2歳くらいだと、ひらがなを体系的に覚えるより、生活の中で何度も目にする数字の方が入りやすい印象があります。エレベーター、リモコン、時計、スーパーの値札。数字は日常の中にかなり多く出てきます。前回の記事でも、2歳児は机上の学習より、日常生活で繰り返し触れるものから自然に興味を広げていくと感じた、と書きましたが、この本はまさにその流れに合っていました。
実際の使い方|読み聞かせ本というより「自分で触る本」
この本は、一般的な絵本のように親が読み聞かせをするタイプではありません。
我が家ではどちらかというと、子ども自身がページをめくり、砂文字を指でなぞり、気になった数字を指さして「これ何?」と聞いてくる、そんな使い方になっています。
ここがとても良かったです。
親が一方的に教える感じではなく、子どもが自分から数字に触れにいく。モンテッソーリらしい「自分でやってみる」雰囲気があり、2歳児の今の発達段階にはかなり合っていると感じました。
購入前までは、限られた数字しか読めない状態でしたが、この本に触れるようになってから、今では10まで読めるようになりました。 もちろんこの本だけの効果と断言はできませんが、少なくとも数字に触れる回数と、数字を口に出す機会はかなり増えました。
良かった点
1. 数字に興味がある子にはかなり刺さる
一番の魅力はここです。
文字絵本だと反応が薄かったのに、この本は自分でページをめくって触っています。これは「数字」というテーマだけでなく、ざらざらをなぞる触覚要素があるからだと思います。
単に見るだけでなく、指を使ってなぞることで、2歳でも「触って遊ぶ本」として入りやすい。読むというより、まずは体験として数字に近づけるのが強みです。
2. 読み聞かせ不要で、自分から遊びやすい
親が毎回最初から最後まで読む必要がないのもかなり助かります。
もちろん一緒に見ることは必要ですが、絵本のようにストーリーを追うタイプではないので、忙しいときでも短時間で付き合いやすいです。
「これ何?」「これは5だよ」といったやり取りだけでも成立するので、親の負荷が重すぎません。
2歳育児では、この“ちょっと付き合えば遊びになる”のはかなり大きいです。
3. 1〜20までの数字に触れられる
楽天ブックスの商品説明によると、この本では1から20の数字をざらざら加工で学べるとされています。
うちの娘はまだ10までが中心ですが、その先も見据えて長く使える感じがあります。
「今すぐ全部を覚える」本ではなく、今は1〜10、次は11以降と、成長に合わせて何度も開けるのが良いところです。
4. 数だけでなく“指で追う”こと自体に価値がある
この本の良さは、数字を覚えることだけではありません。
ページをめくる、触る、なぞる、指さす、質問する。こうした一連の動作自体が、2歳にとって良い体験になっていると感じます。
知育本は「何を覚えたか」で語られがちですが、実際にはどう関わったかもかなり大事です。
この本は、ただ眺めるだけではなく、子どもが能動的に参加しやすい本でした。
気になった点・デメリット
1. 絵本のような読み聞かせ向きではない
ストーリー性のある絵本を期待すると、少し違います。
寝る前に親子でゆったり読む本、という感じではありません。
どちらかというと、日中に机や床で開いて、気になったページを触る本です。
そのため、「絵本時間」を充実させたい人には少し用途が違うかもしれません。
2. 子どもによってハマる・ハマらないが分かれそう
数字に興味がある子にはかなり合うと思いますが、興味の入口がないと反応は薄いかもしれません。
うちの娘はもともと数字を日常で目にしていたのでスムーズでしたが、すべての子に同じように合うとは限らないと思います。
3. 劇的に“教え込む”本ではない
この本を置いたから即座に数字を覚える、というものではありません。
あくまで、数字への興味を引き出し、触れながら理解を助ける本です。
その意味では、ドリル的な即効性を期待するより、数字に親しむ入口として考えた方が満足度は高いと思います。
あいうえおの本と比べてどうだったか
ここはかなりはっきりしていて、現時点の2歳娘には「あいうえおの本」よりこちらの方が合っていました。
前回のあいうえおの本レビューでは、絵には興味を持つ一方で、文字学習としてはまだ少し早かったと書きました。
一方、この「すなもじ 1・2・3」は、数字という身近なテーマに加えて、指でなぞるという動作があるぶん、2歳の今でも入りやすかったです。
つまり、
- あいうえおの本 → 絵やことばの美しさを楽しむ本
- すなもじ 1・2・3 → 数字を触って親しむ本
という違いがあります。
どちらが良い悪いではなく、今の発達段階にどちらが合うか、の差が大きいと感じました。
こんな家庭には特におすすめ
向いている人
- 2歳前後で数字を指さすようになってきた子
- 「これ何?」が増えてきた子
- 読み聞かせより、自分で触る遊びが好きな子
- ひらがな本はまだ少し早いと感じた家庭
あまり向いていない人
- 物語性のある絵本を求めている方
- すぐに数字を全部読めるようになってほしい方
- 子どもがまだ数字にほとんど関心を持っていない場合
★総合評価
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 2歳との相性 | ★★★★★ | 今の娘には文字本より明らかに合っていました |
| 食いつき | ★★★★★ | 自分でページをめくり、なぞり、質問してきます |
| 継続使用価値 | ★★★★★ | 1〜20まであるので成長に合わせて長く使えそうです |
| 親の関わりやすさ | ★★★★☆ | 読み聞かせ不要で楽ですが、一緒の声かけは必要です |
| 即効性 | ★★★★☆ | 数字への興味は伸びましたが、教え込み型ではありません |
| コストパフォーマンス | ★★★★★ | 2,200円で数字への入口としてかなり満足度が高いです |
総合評価:★★★★☆ (4.7/5.0)
2歳で数字に興味がある子にはかなりおすすめできる1冊です。
まとめ
『モンテッソーリ式 すなもじ 1・2・3』の最大の価値は、2歳児が数字を“読む前に、まず触って好きになる”入口を作ってくれることだと思います。絵本のように受け身で聞くのではなく、自分でめくって、なぞって、質問して学べる。この能動性がとても良かったです。
我が家では2026年3月頭に購入してから、数字への関わり方がかなり自然になりました。以前は限られた数字しか読めなかったのが、今では10まで読めるようになり、「これ何?」と自分から聞いてくる場面も増えました。2歳の今は、ひらがなを無理に進めるより、こういう“今ハマる入口”を大事にした方が良いのだと実感しています。
もし同じように「文字の本はまだ早いかも」と感じているなら、あわせてあいうえおの本レビュー|2歳には早い?正直な感想も読んでみてください。今の子どもに合う学び方を見つけるヒントになると思います。
一緒に、子どもの興味に合った学び方を見つけていきましょう!

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