「ひらがなに興味を持ち始めたかも?」
子どもが自分の名前を読めるようになると、つい次の一冊を買いたくなりますよね。
我が家でも、保育園で自分の名前が書いてある棚などを見ているおかげか、長女は自分の名前をしっかり読めるようになってきました。お絵かきのときに名前をひらがなで書いてあげると、「○○!」と自分の名前を読めていて、「ぱぱ」「まま」という文字も認識しているようでした。
そこで、「そろそろひらがなの本も楽しめるかも」と思って2026年2月後半に購入したのが、あいうえおの本です。現在2歳の子に使って1か月ほどたちましたが、結論から言うと絵にはしっかり興味を持つ一方で、文字を覚える目的ではまだ少し早かったというのが正直な感想です。
この記事では、絵本シリーズとして、2歳児に買ってみて分かったこと、良かった点、少し早かったと感じた理由、そして今後どう活きそうかを実体験ベースでまとめます。
あいうえおの本の基本情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | あいうえおの本 |
| 著者 | 安野光雅 |
| 出版社 | 福音館書店 |
| 初版年月日 | 1976年2月20日 |
| 価格 | 1,870円(税込) |
| ページ数 | 104ページ |
| サイズ | 22×20cm |
| ISBN | 978-4-8340-0461-8 |
| 出版社おすすめ年齢 | 4歳〜 |
本書は、左ページにひらがな、右ページにその文字から始まる絵が見開きごとに描かれる構成です。出版社のおすすめ年齢は4歳からとされています。
安野光雅さんの絵本としての魅力
著者の安野光雅さんは、島根県津和野町生まれの絵本作家で、美術だけでなく文学や数学にもまたがる幅広い創作で知られています。絵本ナビの著者プロフィールでは、国際アンデルセン賞、菊池寛賞、文化功労者など受賞・受章多数と紹介されています。
また、新潮社の著者プロフィールでは、1968年『ふしぎなえ』で絵本作家としてデビューし、ボローニャ国際児童図書展グラフィック大賞や国際アンデルセン賞画家賞などを受賞したことが紹介されています。単なる知育本ではなく、長く残り続ける絵本作品として評価されてきた背景があります。
購入したきっかけ|「自分の名前が読める」から次に進みたくなった
購入のきっかけは、長女が自分の名前を読めるようになってきたことでした。
保育園では、自分の棚や持ち物に名前が書いてあることも多く、毎日繰り返し見ているうちに、自然と名前を認識するようになっていたのだと思います。家でも、お絵かきのときにひらがなで名前を書いてあげると、自分の名前だとすぐ分かっていましたし、「ぱぱ」「まま」も認識しているようでした。
そうなると親としては、「ひらがなの絵本もそろそろいけるかも」と思ってしまいます。
本来の対象年齢は4歳からと分かっていながらも、絵本なら早めに触れてもいいだろうと考えて、2026年2月後半に1,870円で購入しました。
1か月使って感じたこと|2歳には“文字を覚える本”としてはまだ早かった
結論から言うと、本そのものにはしっかり興味を持つけれど、ひらがなを覚えるための本としてはまだ早かったという印象です。
読んであげると、本のページはちゃんと見てくれます。
ただ、今の長女は「文字を見て理解する」というより、ページに描かれている絵を見て楽しんでいる感じが強いです。これは悪い意味ではなく、2歳児らしい自然な反応だと思います。
今回使ってみて改めて感じたのは、2歳くらいだと本の中の文字から体系的に覚えるというより、日々の生活の中で何度も目にする文字を先に覚えていくということです。
実際、名前や「ぱぱ」「まま」は分かる一方で、ひらがな全体に興味が広がっているわけではありませんでした。
むしろ今は数字の本の方が合っていたかもしれない
使ってみて思ったのは、今の長女にはひらがなの本より数字の本の方が先だったかもしれないということです。
というのも、日常生活の中ではエレベーターなどで数字を見る機会がかなり多く、すでに1〜3までは読めるようになってきていますし、1〜10まで数えることもできるようになってきています。
そう考えると、今の段階で伸びやすいのは“ひらがな全体”より“数字”の方だったかもしれません。
2歳児の学びは、まだまだ机上の学習よりも、生活の中で繰り返し触れるものから自然に広がっていくのだなと、この1冊を通して実感しました。
それでも買って後悔していない理由
とはいえ、買ったことに後悔はしていません。
理由はシンプルで、今は早くても、もう少し大きくなったら本来の使い方ができるはずだからです。
しかも本書は、単にひらがなを並べた教材ではなく、絵そのものが美しく、親が見ていても楽しい本です。
絵本ナビのレビューでも、2歳児に購入した家庭から「子どもから大人まで長く楽しめる本」「木で組み立てたような文字とリアルな絵に引き込まれて次々めくっていた」という声が紹介されていました。2歳には早い部分がありつつも、“眺めて楽しむ本”としての価値は十分あると感じます。
今の長女も、文字を学ぶというより、描かれている絵を見て喜んでいる状態です。
でもそれで十分だと思っています。今は絵を楽しみ、数年後にひらがなを覚える本として再発見できれば、長く使える1冊になります。
良かった点
1. 絵の魅力が強く、2歳でも本自体には興味を持つ
文字学習はまだ早くても、絵の面白さや美しさでページを見てくれます。
「全く使えなかった」という感覚はありませんでした。
2. 長く使える可能性が高い
今すぐ成果が出なくても、対象年齢に近づいたときに改めて活躍してくれそうです。
“今だけのおもちゃ”ではなく、寝かせておける一冊なのは安心感があります。
3. 親が読んでいても楽しい
安野光雅さんの絵本らしく、ただの学習本ではなく作品として面白いです。
親の側に「また読みたい」と思わせる魅力があります。
気になった点
1. 2歳児のひらがな学習用としてはやはり早い
公式のおすすめ年齢が4歳からとなっている通り、2歳で“文字を覚える本”として使うには少し早いと感じました。
2. 日常生活の中で覚える文字の方が今は優先される
名前や「ぱぱ」「まま」のように、生活に密着した文字は自然に覚えますが、本を通して五十音全体へ広げる段階ではまだなさそうでした。
3. 即効性を期待するとギャップがある
「ひらがなに興味が出てきたから、これでどんどん覚えるかも」と期待すると、少し肩透かしかもしれません。
今は“学習の本”というより“絵と文字に触れる本”として使うのが合っていました。
こんな人におすすめ
向いている人
- 4歳前後で、ひらがなへの興味が広がってきた子
- 長く使えるひらがな絵本を探している人
- 知育一辺倒ではなく、作品性のある絵本を選びたい人
- 2歳でも「今すぐ習得」ではなく、まずは触れさせたい人
今すぐは向いていないかもしれない人
- 2歳児に“ひらがなをすぐ覚えてほしい”と考えている人
- もっとシンプルで即効性のある知育本を求めている人
- まずは数字や生活の中の認識を伸ばしたい段階の家庭
総合評価
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 絵への食いつき | ★★★★★ | 2歳でも本自体にはしっかり興味を持って見てくれた |
| 2歳でのひらがな学習効果 | ★★☆☆☆ | 文字を覚える目的ではまだ少し早いと感じた |
| 長く使える価値 | ★★★★★ | 今は早くても、数年後に本来の良さが出そう |
| 親子での会話の広がり | ★★★★☆ | 絵を見ながら会話は広がる。今は学習より対話向き |
| 分かりやすさ | ★★★☆☆ | 2歳には抽象度が高く、生活で見る文字の方が入りやすい |
| コストパフォーマンス | ★★★★★ | 即効性は薄いが、長期視点なら十分納得できる |
総合評価:★★★★☆ (4.0/5.0)
まとめ
あいうえおの本の最大の価値は、ひらがなを“教え込む本”ではなく、ことばと絵の美しさに触れられる本であることだと思います。
実際に2歳の長女に使ってみると、文字を覚えるには少し早かったというのが正直な結論でした。けれど、絵にはしっかり興味を持ってくれましたし、数年後にまた違った楽しみ方ができそうだという期待もあります。
今の我が家にとっては「今すぐ成果を出す本」ではなく、「先を見据えて置いておける本」でした。
もし今、2歳前後で名前や身近な文字に興味を持ち始めたタイミングなら、まずは生活の中の文字や数字を楽しめる本から入る方が自然かもしれません。逆に、少し先を見据えて長く使えるひらがな絵本を探しているなら、十分選ぶ価値のある一冊です。
一緒に、子どもの“今の興味”に合った学び方を見つけていきましょう!

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