「でんしゃ、でんしゃ!」
娘が外で電車を指さして喜んで話す姿を見た時、『はじめてずかん1000』を買って本当に良かったと実感しました。
こんにちは、カイゼンパパです。30代ITコンサル・2児の父として、限られた時間の中で子供との質の高い時間を大切にしています。
今回は、1歳半の娘が5ヶ月間使い続けている『タッチペンで音が聞ける!はじめてずかん1000 英語つき』について、正直なレビューをお届けします。
結論から言えば、買ってよかった度★★★★☆です。
語彙の増加は予想以上でしたが、いくつかの注意点もありました。実際の体験談を包み隠さずお伝えしますので、購入を検討中の方の参考になれば幸いです。
『はじめてずかん1000』基本情報
実際に我が家で5ヶ月間使用している「はじめてずかん1000」の写真です。

まず、商品の基本情報から整理しておきます。
項目 | 内容 |
---|---|
価格 | 5,478円(税込) ※執筆時点(2025/8/25)の価格 |
対象年齢 | 0歳~小学校入学前 |
収録語数 | 1,000語(日本語・英語) |
出版社 | 小学館 |
ページ数 | 68ページ |
付属品 | 音声タッチペン |
サイズ | 約22.7×19×1.8cm |
なぜこの商品を選んだのか
2歳を前にした娘の語彙を増やしたい、でも仕事が忙しく十分な時間を取れない——そんな悩みを抱える中で出会ったのがこの図鑑でした。
購入の決め手となった3つのポイント
- 音が出ることで子供の興味を引けそう
- 1000語という豊富な語彙数
- 英語にも対応している
特に、リモートワーク中心の働き方をしている私にとって、「子供が一人でも楽しめる」という点は大きな魅力でした。
5ヶ月使用して感じた4つのメリット
実際に5ヶ月間使用して分かった、具体的なメリットをご紹介します。
①音が出るので子供の興味を強烈に引く
使い始めた当初の娘の状況:
- 1歳半
- 意味のある単語はほとんど話さない
- 何かを言っているが言葉として認識できない状態
しかし、タッチペンで「ワンワン」「ニャーニャー」と音が出ることに強く興味を示し、最初の日から30分以上夢中になって遊んでいました。
コンサル的な分析視点: 視覚(絵)と聴覚(音)を同時に刺激することで、学習効果が高まる仕組みになっています。大人のプレゼンテーションでも使われる「マルチモーダル学習」の考え方ですね。
②親が家事や仕事をする時間が作れる
リモートワーク中心の私にとって、これは予想外の大きなメリットでした。
実際の活用パターン:
- 朝の会議前:15分間の集中タイム確保
- 夕方の作業:20分間の資料作成時間
- 家事の間:妻が夕食準備をする際のサポート
娘が夢中になっている間は、完全に一人で遊んでくれるため、「ちょっと待って」を連発することなく、必要な作業を進められるようになりました。
注意点: ただし、長時間の使用は避け、30分を超える場合は一度休憩を挟むようにしています。
③具体的な語彙の成長が目に見える
これが最も嬉しい変化でした。5ヶ月の間に起きた具体的な成長をご紹介します。

図鑑に記載されている使い方ガイド。ペンの操作方法や効果的な学習方法が分かりやすく説明されています
。外出時の変化
- 電車を見て:「でんしゃ、でんしゃ」と指さして喜ぶように
- 車を見て:「ぶーぶー」から「くるま」へ進化
- 犬を見て:図鑑で覚えた「わんわん」と「いぬ」を使い分け
家での変化
- 色の認識:クレヨンを持ってきて「赤」「青」「黄色」と言える
- 食べ物:「バナナ」「りんご」「パン」など食事時に積極的に言葉に出す
- 身体の部位:「あたま」「おなか」「あし」を指さしながら言える
コミュニケーションの変化
- 質問する力:物を指さして「これなに?」と聞くように
- 共有欲求:図鑑のページを開いて「一緒に見よう」とアピール
- 真似する力:タッチペンの音を聞いて、同じように発音しようとする
データ的な変化(親の主観): 使用前:意味のある単語 約5個 → 使用後:約50個以上
④親子のコミュニケーション時間が質的に向上
ただ一緒にいるだけでなく、共通の「学び」を通じてコミュニケーションが深まりました。
具体的な変化:
- 図鑑を見ながら「これは何?」「どんな音がする?」という会話が生まれる
- 外出先で図鑑で覚えたものを見つけた時の共通の喜び
- 娘が覚えたことを披露してくれる時間が増加
特に、仕事で疲れて帰ってきた時でも、図鑑を通じて娘とのコミュニケーションが取りやすくなったのは大きなメリットです。
正直に感じたデメリット・注意点
良い面ばかりではありません。5ヶ月使用して感じた正直なデメリットもお伝えします。
デメリット①:電池の消耗が早い
使用頻度: 週3-5回、1回あたり15-30分
電池交代頻度: 約1~2ヶ月に1回
単4電池2本を使用しますが、思ったより早く電池が切れます。充電式電池の導入を検討した方が良いでしょう。
※我が家では、昨年より充電式電池の導入を行っており、色々なものが徐々に、乾電池から充電式電池に置き換わっていっています。
対策:
- エネループなどの充電式電池を使用
- 使用後は必ず電源を切る習慣づけ(時間が経つと勝手に電源は切れるが自分で消したほうが良さそう)
- 予備電池を常備
デメリット②:価格が高めで初期投資が必要
約5,000円という価格は決して安くありません。特に効果があるか分からない段階での購入には勇気が必要でした。
価格を正当化できるポイント:
- 長期間使用できる(0歳~小学校入学前)
- 1000語という豊富な語彙
- 英語機能も含まれている
結果的に、5ヶ月で元は取れたと感じていますが、初期投資としては大きな出費でした。
デメリット③:ペンの取り扱いに注意が必要
1歳半の子供には少し大きく、時々落としてしまいます。
実際に起きた問題:
- ペンを投げて遊ぶ(子供用品なのである程度頑丈だがいつか壊れそう)
- 床に落として音が出なくなった(電池の接触不良、軽く叩いて復活)
- ペン先を舐めようとする(衛生面で気になる)
対策:
- 投げて遊ばないように使用時は大人が見守る
- 落下防止のためストラップ取り付けを検討
- 定期的にペンの消毒を実施
デメリット④:音量調整が難しい
音量が大き過ぎる場合や小さすぎる場合があり、使用のタイミングによっては配慮が必要です。
具体的な問題:
- 子供が親より早く起きて使用することがあり、寝ている親がびっくりして起きる
- 下の子が昼寝中の使用は音量調整が必要
- 音量調整ボタンが子供には操作しにくい
類似商品との比較検討
購入前に検討した他の商品との比較をご紹介します。
アンパンマン おしゃべりことばずかんとの比較
項目 | はじめてずかん1000 | アンパンマン |
---|---|---|
価格 | 5,478円(税込) ※執筆時点(2025/8/25)の価格 | 約8,000円 |
語彙数 | 1,000語 | 2,200語以上 |
対象年齢 | 0歳~ | 3歳~ |
英語対応 | あり | あり |
キャラクター | なし | アンパンマン |
選択理由
はじめてずかん1000を選んだ理由:
- 価格が手頃:約3,000円の差は大きい
- 1歳半から使える:対象年齢が広い
- 写真がリアル:実物に近い画像で学習効果が高そう
- キャラクターに依存しない:長期間飽きずに使えそう
アンパンマンの方が良い点:
- 語彙数が多い
- キャラクターの魅力で子供の食いつきが良い
- 機能が豊富
結果的に、1歳半という年齢と価格を重視して「はじめてずかん1000」を選択しました。
効果的な使い方のコツ
5ヶ月の経験から得た、効果を最大化する使い方をご紹介します。
コツ①:親子で一緒に使う時間を意識的に作る
我が家の場合の「図鑑タイム」:
- 時間:夕食後寝る前の15-20分間(※毎日ではなく絵本の日もあります)
- 場所:リビングのソファで膝の上に娘を座らせて
- 進め方:娘が興味を持ったページを中心に、一緒にタッチして音を聞く
一人遊びも大切ですが、親子で一緒に使う時間を作ることで学習効果が格段に上がります。
コツ②:子供の興味に合わせてページを選ぶ
段階的な進め方:
Stage 1(使用開始):
- 動物のページから開始(「わんわん」「にゃーにゃー」など分かりやすい音)
- 乗り物のページ(「ブーブー」「電車の音」など興味を引きやすい)
Stage 2(慣れてきたら):
- 食べ物のページ(日常生活と関連付けやすい)
- 色や形のページ(クレヨン遊びと連動)
Stage 3(応用):
- 英語モードに挑戦
- クイズページで復習
コツ③:英語機能は段階的に導入
いきなり全て英語にするのではなく、段階的に導入することが効果的です。
導入方法:
- 最初は日本語のみで語彙を増やす
- 慣れた単語から英語も聞かせる(犬→dog、猫→catなど)
- 興味を示したら英語モードを活用
現在娘は「dog」「cat」「apple」など、いくつかの英単語も覚え始めています。
コツ④:日常生活との関連付けを意識
図鑑で覚えた言葉を実生活で使う機会を意識的に作ります。
具体例:
- 散歩中に「電車だね」「車だね」と声かけ
- 食事中に「バナナ」「りんご」と食材名を言う
- お風呂で「あたま」「おなか」など身体の部位を確認
この関連付けにより、図鑑で覚えた言葉が「使える言葉」として定着します。
こんな家庭におすすめ
5ヶ月の使用経験から、以下のような家庭に特におすすめできます。
✅ 強くおすすめできる家庭
- 忙しい共働き家庭:子供が一人でも遊べる時間を作りたい
- 1歳半~3歳の子供がいる:まさに言葉の爆発期
- 語彙力アップを目指したい:具体的な成長を実感したい
- 英語にも触れさせたい:早期から英語に慣れ親しませたい
- 長期間使える知育玩具を探している:コスパを重視
△ 慎重に検討した方が良い家庭
- 予算を抑えたい:5,000円の初期投資が厳しい場合
- キャラクター好きの子供:アンパンマンなどキャラクターものの方が良い可能性
- 既に語彙が豊富な子供:3歳以降で既に多くの言葉を知っている場合
他の知育方法との併用効果
図鑑だけでなく、他の知育方法と組み合わせることで効果が倍増しました。
効果的だった組み合わせ
絵本の読み聞かせ+図鑑: 図鑑で覚えた単語が絵本に出てくると、娘が「これ知ってる!」という反応を示し、読み聞かせがより楽しくなりました。
お散歩+図鑑: 外で見たものを家に帰ってから図鑑で確認する習慣で、実体験と知識が結びつきます。
積み木・パズル+図鑑: 手先を使う遊びと言葉の学習を組み合わせることで、総合的な発達が促進されました。
長期使用での変化(予想)
現在5ヶ月使用した段階での予想ですが、今後の変化も期待しています。
短期的な期待(6ヶ月~1年)
- 英語の語彙がさらに増加
- 二語文「赤い車」「大きい犬」などの表現
- クイズ機能を活用した復習の習慣化
長期的な期待(1年~3年)
- ひらがなの読み書きへの興味
- 小学校入学前の予習ツールとして活用
- 下の子への「お姉ちゃん先生」として教える役割
購入を検討中の方へのアドバイス
購入前にチェックすべきポイント
- 子供の年齢と発達段階:1歳半~3歳が最も効果的
- 家庭の使用環境:音が出るため使用時間と場所を考慮
- 継続使用の意欲:親が一緒に取り組む意識があるか
- 予算との兼ね合い:5,000円の投資に見合う効果を期待できるか
購入のタイミング
おすすめのタイミング:
- 1歳~1歳半の誕生日プレゼントなど
- 言葉の爆発期を迎える前(個人差あり)
- 保育園入園前の準備として
- クリスマスや入園祝いなどの節目
まとめ・総合評価:買ってよかった度★★★★☆
5ヶ月使用した結果、「タッチペンで音が聞ける!はじめてずかん1000 英語つき」は買って良かったと心から思える商品でした
5段階評価
学習効果: ★★★★★(5/5)
使いやすさ: ★★★★☆(4/5)
コストパフォーマンス: ★★★★☆(4/5)
耐久性: ★★★★☆(4/5)
総合満足度: ★★★★☆(4/5)
5ヶ月使用した結果、満足度は高いです。特に語彙の増加は予想以上で、娘の成長を日々実感できています。
特に良かった点
- 具体的な成長が見える:「でんしゃ」「赤」など、図鑑で覚えた言葉を日常で使う
- 親子時間の質向上:共通の話題で会話が弾む
- 一人遊び時間の確保:リモートワークとの両立に貢献
- 長期使用の見込み:0歳~小学校入学前まで活用可能
改善してほしい点
- 電池の持ち:もう少し長持ちしてほしい
- 価格:もう1,000円安ければ★5つ
- ペンの丈夫さ:まだ電池の接触不良くらいしか発生していないが、子供の扱いを考えるともう少し頑丈に
最終的な判断
買って良かった?→ YES
5,000円の投資で、これだけの語彙の成長と親子時間の充実を得られたのは大きな成果です。特に忙しい共働き家庭にとって、「子供が一人でも学べる」「親子で一緒に楽しめる」という両方の価値を提供してくれる優れた知育玩具だと思います。
ただし、万人におすすめできるわけではなく、子供の年齢・性格・家庭環境をよく考慮して購入を検討することをおすすめします。
最後に: この記事が、同じように子供の成長を願う親御さんの参考になれば幸いです。知育玩具選びは悩ましいものですが、実際の使用体験が少しでもお役に立てれば嬉しく思います。
何かご質問があれば、お気軽にコメントやお問い合わせからご連絡ください。
一緒に子どもの成長をサポートしていきましょう!
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