コンサル×育児両立に役立ったビジネス書3選|実践レビュー

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コンサル×育児両立に役立ったビジネス書3選|実践レビュー

「子どもが生まれてから、ビジネス書を読む時間なんてない」

長女が生まれた直後、私はそう思っていました。しかし、2児のパパになった今、逆説的ですが育児中こそビジネス書が必要だと確信しています。

ITコンサルとして5社を渡り歩き、投資歴8年、月27万円を投資しながら、2歳と0歳の娘を育てる私。限られた時間の中で、仕事の質を落とさず、育児もしっかりやる。この難題に直面したとき、私を救ったのが3冊のビジネス書でした。

今回は「コンサル×育児両立」という視点から、本当に役立ったビジネス書3冊を厳選してご紹介します。


  1. 育児とコンサル業務の両立という課題
    1. 2児パパになって直面した時間不足
    2. 「仕事の質を落とさず、育児もしっかりやる」という難題
  2. 3冊に共通する「育児×仕事」の本質
    1. 時間制約の中で「本質」を見極める力
    2. 長期視点での優先順位づけ
    3. 夫婦・家族との相互依存関係
  3. 📕 1冊目:『エッセンシャル思考』グレッグ・マキューン
    1. 本の概要
    2. 育児×仕事での活用ポイント
      1. ポイント①:「NO」を言う勇気
      2. ポイント②:睡眠時間を「最優先事項」に設定
      3. ポイント③:「トレードオフ」の考え方
    3. 実体験エピソード:育休取得の判断
    4. ★評価:エッセンシャル思考
  4. 📗 2冊目:『7つの習慣』スティーブン・R・コヴィー
    1. 本の概要
    2. 育児×仕事での活用ポイント
      1. ポイント①:「緊急度/重要度マトリクス」の活用
      2. ポイント②:「終わりを思い描くことから始める」
      3. ポイント③:「Win-Win」の夫婦関係
    3. 実体験エピソード:教育資金準備の判断
    4. ★評価:7つの習慣
  5. 📘 3冊目:『イシューからはじめよ』安宅和人
    1. 本の概要
    2. 育児×仕事での活用ポイント
      1. ポイント①:「イシュー度」×「解の質」マトリクス
      2. ポイント②:「犬の道」を避ける
      3. ポイント③:「仮説思考」で育児の試行錯誤を効率化
    3. 実体験エピソード:投資戦略の見極め
    4. ★評価:イシューからはじめよ
  6. 3冊を読んで変わったこと
    1. 時間の使い方が劇的に変化
    2. 仕事の質が向上(量は減少)
    3. 家族との関係が深まった
  7. 育児中のビジネスパーソンへのアドバイス
    1. 読書時間の確保方法
      1. 方法①:早朝読書(最もおすすめ)
      2. 方法②:育休中の集中読書
    2. 実践のコツ:1冊ずつ、小さく始める
  8. ★総合評価(3冊まとめ)
  9. まとめ:育児中こそビジネス書が必要な理由
    1. この3冊の最大の価値
    2. 個人的な体験総括
    3. こんな方におすすめ

育児とコンサル業務の両立という課題

2児パパになって直面した時間不足

長女が生まれる前、私は典型的なワーカホリックでした。

結婚・出産前の生活:

  • 平日:朝8時〜夜10時まで仕事(時期によっては明け方まで仕事をしていました)
  • 週末:スキルアップのための読書・学習
  • 自由時間:たっぷり

長女誕生後の現実:

  • 平日:夜泣き対応で睡眠不足
  • 週末:ほぼ育児で終わる
  • 自由時間:ゼロ

今まで色々な制約がある中仕事をしていく経験はありましたが、育児という新たな制約は想像以上でした。

「仕事の質を落とさず、育児もしっかりやる」という難題

ITコンサルという仕事は、クライアントの課題解決が求められます。成果を出さなければ、次の契約はありません。

育児中のジレンマ:

  • 時間は半分以下になった
  • でも仕事の成果は維持しなければならない
  • さらに、父親として育児にもコミットしたい

従来の時間管理術では対応不可能でした。

そこで私は、「時間を増やす」のではなく、「本質を見極めて、やることを絞る」という発想の転換が必要だと気づきました。


3冊に共通する「育児×仕事」の本質

紹介する3冊には、共通するテーマがあります。

時間制約の中で「本質」を見極める力

共通メッセージ:

  • やることを増やすのではなく、やらないことを決める
  • すべてをこなすのではなく、本質的なことだけに集中
  • 完璧を目指すのではなく、最重要課題に全力投球

育児中のビジネスパーソンに必要なのは、「時間管理術」ではなく、「優先順位づけの極意」です。

長期視点での優先順位づけ

3冊が教えてくれたこと:

  • 目の前の緊急事項に追われるのではなく、長期的に重要なことに時間を使う
  • 短期的な成果より、長期的な成長と資産形成を重視
  • 今日の選択が、10年後・20年後の人生を決める

学資保険をやめて投資信託を選んだ理由も、この長期視点があったからこそです。

夫婦・家族との相互依存関係

3冊が共通して強調すること:

  • 自分一人で完結しようとしない
  • 夫婦で役割分担し、相互に依存する
  • 家族全体の幸福を最大化する

育児は一人では絶対にできません。夫婦での協力体制が不可欠です。


📕 1冊目:『エッセンシャル思考』グレッグ・マキューン

本の概要

書籍名: エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする
著者: グレッグ・マキューン
出版社: かんき出版
核心メッセージ: 「より少なく、しかしより良く」

エッセンシャル思考とは、「本当に重要なことを見極め、それ以外のすべてを捨てる」技術です。

3つの原則:

  1. 選択:自分で選ぶ権利がある
  2. ノイズ:大多数のものは重要ではない
  3. トレードオフ:何かを選ぶことは、何かを捨てること

育児×仕事での活用ポイント

ポイント①:「NO」を言う勇気

育児中の最大の敵は、断れないことです。

エッセンシャル思考を実践した結果:

  • 飲み会への参加 → 原則断る(年に2-3回のみ参加)
  • 無駄な会議 → 欠席する(議事録で済ませる)
  • 残業 → できる限りしない(定時退社を原則化)

「NOと言うのは失礼」という思い込みを捨て、「YESと言うことで、家族との時間にNOと言っている」という視点に転換しました。

ポイント②:睡眠時間を「最優先事項」に設定

エッセンシャル思考では、睡眠は「投資」だと説きます。

実践した結果:

  • 睡眠時間を7時間確保(以前は5時間)
  • 夜更かしでの仕事 → 完全にやめました
  • 早朝の2時間を最も重要な仕事に充てる

睡眠不足で長時間働くより、よく寝て短時間集中する方が成果が出ました。

ポイント③:「トレードオフ」の考え方

育児中は、すべてをこなすことは不可能です。

エッセンシャル思考の教え:

  • 何かを得るためには、何かを捨てる
  • 「両方やる」ではなく、「どちらをやるか」を決める

実践例:

  • 仕事の質 vs 仕事の量 → 質を選んだ
  • キャリアの早期成長 vs 家族時間 → 家族時間を選んだ
  • 広く浅い人間関係 vs 深い家族関係 → 家族を選んだ

実体験エピソード:育休取得の判断

長女が生まれたとき、育休を取るか悩みました。

エッセンシャル思考がなければ:

  • 「仕事に穴を開けるのは申し訳ない」
  • 「キャリアに影響するかも」
  • という不安で、育休を取らなかったかもしれません

エッセンシャル思考で考えた結果:

  • 最も重要なことは何か? → 娘との最初の2ヶ月間
  • この時間は二度と戻らない
  • 仕事は後でいくらでも取り戻せる

結果、長女・次女ともに2ヶ月間の育休を取得。育休中にかけがえのない時間を過ごせました。

★評価:エッセンシャル思考

評価項目評価コメント
育児×仕事適性★★★★★時間制約が最も厳しい育児中にこそ必読。「やらないこと」を決める勇気をくれる
実践しやすさ★★★★☆考え方はシンプルだが、「NO」を言う勇気を持つには練習が必要
長期的効果★★★★★人生の優先順位が明確になり、10年後の自分を変える力がある
読みやすさ★★★★★具体例が豊富で、すぐに実践したくなる。翻訳も読みやすい

個人評価:★★★★☆(4.8/5.0)

育児中のビジネスパーソンにとって、最も重要な1冊です。この本がなければ、育休取得も、育児との両立も、できなかったと断言できます。


📗 2冊目:『7つの習慣』スティーブン・R・コヴィー

本の概要

書籍名: 7つの習慣 人格主義の回復
著者: スティーブン・R・コヴィー
出版社: キングベアー出版
核心メッセージ: 「原則中心の生き方」

『7つの習慣』は、単なる自己啓発書ではなく、人生の原則を教えてくれる名著です。

7つの習慣:

  1. 主体的である
  2. 終わりを思い描くことから始める
  3. 最優先事項を優先する
  4. Win-Winを考える
  5. まず理解に徹し、そして理解される
  6. シナジーを創り出す
  7. 刃を研ぐ

育児×仕事での活用ポイント

ポイント①:「緊急度/重要度マトリクス」の活用

『7つの習慣』で最も実用的なのが、時間管理のマトリクスです。

緊急緊急でない
重要第I領域(危機対応)第II領域(投資)
重要でない第III領域(錯覚)第IV領域(無駄)

育児を第II領域に位置づけ:

  • 育児は「緊急ではないが重要」
  • 目の前の仕事(第I領域)に追われると、育児時間がなくなる
  • 意識的に第II領域に時間を使うことが重要

実践した結果:

  • 毎日の娘との遊び時間を「第II領域」として確保
  • 週末の家族時間を「第I領域の仕事」より優先
  • 投資継続も第II領域への投資

ポイント②:「終わりを思い描くことから始める」

この習慣は、学資保険vs投資信託の判断で最も役立ちました。

実践した思考プロセス:

  • 18年後、娘が大学進学する時を想像
  • そのとき、どれだけの教育資金が必要か?
  • 今から逆算して、毎月いくら投資すべきか?

結論:

  • 学資保険(返戻率105%)より投資信託(年利6%想定)を選択
  • 18年後に約1,000万円を目標
  • 月30,000円の投資を開始

「終わりを思い描く」ことで、目の前の判断が明確になりました。

ポイント③:「Win-Win」の夫婦関係

育児は夫婦の協力なしには成り立ちません。

Win-Winの考え方:

  • 夫が得をして妻が損をする → NG
  • 妻が得をして夫が損をする → NG
  • 両方が得をする解決策を探す

実践例:

  • 私の育休取得 → 妻の負担軽減 + 私も娘との時間を得る
  • 投資継続の判断 → 夫婦で合意形成し、両方が安心
  • 家事分担の最適化 → 得意分野で役割分担

夫婦関係を「Win-Win」で考えることで、育児ストレスが大幅に軽減されました。

実体験エピソード:教育資金準備の判断

次女が生まれたとき、「2人分の教育資金をどう準備するか」が大きな課題でした。

『7つの習慣』で考えた結果:

習慣②「終わりを思い描く」:

  • 18年後、2人とも大学進学すると仮定
  • 必要な教育資金:約2,000万円
  • 今から準備すれば間に合う

習慣③「最優先事項を優先する」:

  • 教育資金準備は「第II領域」の最重要事項
  • 目の前の消費(車、旅行)より優先
  • 投資継続を決断

習慣⑦「刃を研ぐ」:

  • 投資は「刃を研ぐ」の資産形成版
  • 今投資することが、未来の選択肢を増やす

結果、育休中も投資を止めず、18年後の教育資金準備を着実に進めています。

★評価:7つの習慣

評価項目評価コメント
育児×仕事適性★★★★★緊急度/重要度マトリクスで育児を「投資」と位置づけられる。長期視点が身につく
実践しやすさ★★★☆☆内容が深く、完全に理解するには時間がかかる。繰り返し読む必要あり
長期的効果★★★★★人生の原則を学べる。20年後も役立つ普遍的な教え
読みやすさ★★★☆☆500ページ超の大著。じっくり読む覚悟が必要。

個人評価:★★★★☆(4.0/5.0)

エッセンシャル思考が「戦術」なら、7つの習慣は「戦略」。長期的な人生設計に不可欠な1冊。特に第II領域の考え方は、育児中のすべての親に知ってほしい。


📘 3冊目:『イシューからはじめよ』安宅和人

本の概要

書籍名: イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」
著者: 安宅和人
出版社: 英治出版
核心メッセージ: 「解くべき問題」を見極めよ

『イシューからはじめよ』は、「何に取り組むか」を決める技術を教えてくれます。

核心的な教え:

  • イシュー(解くべき問題)を見極めることが最重要
  • 「犬の道」(無駄な努力)を避ける
  • 限られた時間で最大の成果を出す

育児×仕事での活用ポイント

ポイント①:「イシュー度」×「解の質」マトリクス

本書で紹介される2×2マトリクスが秀逸です。

解の質が低い解の質が高い
イシュー度が高い第1領域(ここから始める)第2領域(理想形)
イシュー度が低い第4領域(無駄)第3領域(犬の道)

育児×仕事で陥りがちな「犬の道」:

  • 完璧な育児グッズ選び(イシュー度低、解の質高)
  • 細かすぎる家計管理(イシュー度低、解の質高)
  • 無駄な会議資料作成(イシュー度低、解の質高)

「イシュー度」を常に問う習慣:

  • この仕事は「本当に解くべき問題」か?
  • この育児グッズは「本質的に必要」か?
  • この時間の使い方は「最重要事項」か?

ポイント②:「犬の道」を避ける

「犬の道」とは、どんなに頑張っても成果につながらない努力のこと。

育児で避けた「犬の道」:

  • 完璧な離乳食作り → 市販のベビーフード活用
  • すべての育児情報の収集 → 信頼できる情報源3つに絞る
  • 完璧な部屋の整理整頓 → 最低限の清潔さで妥協

仕事で避けた「犬の道」:

  • すべての会議に出席 → 本質的な会議のみ出席
  • 完璧な資料作成 → 80点主義で時間短縮
  • 全員への気配り → 本当に重要な人だけにフォーカス

「何をやらないか」を決めることが最も重要です。

ポイント③:「仮説思考」で育児の試行錯誤を効率化

育児は試行錯誤の連続です。しかし、「イシューからはじめよ」の仮説思考で効率化できます。

実践例:チャイルドシート抜け出し問題

仮説:

  • 長女がチャイルドシートを外すのは「肩ベルトに手が届き、動かすことができるから」

検証方法:

結果:

  • 仮説が正しかった → 問題解決

闇雲に対策するのではなく、「なぜそうなるのか」を仮説立てて検証することで、無駄な試行錯誤を減らせます。

実体験エピソード:投資戦略の見極め

投資初心者が陥りやすい3つの罠でも書きましたが、投資には「情報過多の罠」があります。

イシューを明確にした結果:

問い: 投資で「本当に解くべき問題」は何か? 
イシュー: 18年後の教育資金1,000万円を準備すること

イシュー度が低い活動(犬の道):

  • 毎日の相場チェック
  • 個別株の銘柄選定に何時間もかける
  • 投資系YouTubeの視聴

イシュー度が高い活動:

  • インデックス投資の継続
  • 毎月の積立設定
  • 年1回の戦略見直し

『イシューからはじめよ』のおかげで、投資の「本質」を見失わずに済みました。

★評価:イシューからはじめよ

評価項目評価コメント
育児×仕事適性★★★★☆「何をやるか」より「何をやらないか」を決める力が身につく。犬の道回避に最適
実践しやすさ★★★☆☆コンサル向けの内容で若干難解。ビジネス経験がないと理解しづらい部分も
長期的効果★★★★★「問題を見極める力」は一生使える。仕事だけでなく人生全般に応用可能
読みやすさ★★★★☆図解が多く理解しやすい。ただし、コンサル用語が多いので慣れが必要

個人評価:★★★★☆(4.0/5.0)

コンサルらしい「問題解決思考」を学べる1冊。特に「犬の道を避ける」という教えは、時間不足の育児中に極めて有用。ただし、ビジネス経験がある人向け。


3冊を読んで変わったこと

時間の使い方が劇的に変化

Before(3冊を読む前):

  • すべてをこなそうとして、結局中途半端
  • 緊急事項に追われて、重要事項に時間を使えない
  • 睡眠時間を削って、効率が落ちる悪循環

After(3冊を読んだ後):

  • やらないことを明確に決めた
  • 第II領域(育児、投資、健康)に時間を集中
  • 睡眠7時間確保で、生産性が向上

具体的な変化:

  • 飲み会参加:月3~5回 → 年2-3回
  • 残業時間:月80時間~120時間 → 月10時間以下
  • 育児時間:週末のみ → 毎日2時間確保

仕事の質が向上(量は減少)

逆説的ですが、時間を減らしたら仕事の質が上がりました。

理由:

  • 「本質的な仕事」だけに集中
  • 「犬の道」を避けることで、無駄な作業がゼロに
  • 睡眠充足で、集中力が向上

実績:

  • クライアント評価:維持・向上
  • 年収:5社を渡り歩きながら増加
  • 転職活動での市場価値:転職エージェント活用で確認

家族との関係が深まった

3冊に共通するメッセージ:

  • 家族は「最優先事項」
  • 家族時間は「第II領域への投資」
  • 夫婦関係は「Win-Win」で

実践した結果:

  • 育休取得で、娘との絆が深まった
  • 妻との役割分担が最適化され、ストレス軽減
  • 育休中も投資継続で、家族の安心感が向上

育児中のビジネスパーソンへのアドバイス

読書時間の確保方法

「育児中は読書する時間がない」という声をよく聞きます。私も最初はそう思っていました。

実践した3つの方法:

方法①:早朝読書(最もおすすめ)

  • 時間帯:朝5:00-6:00(娘が起きる前)
  • 場所:リビングで静かに
  • メリット:頭が冴えている、邪魔が入らない
  • 実績:年間40冊以上読破

方法②:育休中の集中読書

  • 育休2ヶ月間で約10冊読破
  • 娘の昼寝時間を活用
  • 育休は「学び直し」の絶好の機会

実践のコツ:1冊ずつ、小さく始める

重要なルール:

  • 3冊を同時に読もうとしない
  • 1冊ずつ、実践しながら読む
  • 完璧を目指さない

おすすめの順番:

  1. まず『エッセンシャル思考』→ やらないことを決める
  2. 次に『イシューからはじめよ』→ 本質を見極める
  3. 最後に『7つの習慣』→ 長期視点を持つ

実践のステップ:

  • 1週間に1つだけ実践
  • 習慣化してから次に進む
  • 完璧主義を捨てる

★総合評価(3冊まとめ)

育児×仕事両立における3冊の価値を総合評価します:

評価項目評価コメント
育児×仕事適性★★★★★3冊すべてが時間制約の中で成果を出す方法を教えてくれる。相互補完関係が完璧
実践効果★★★★★実際に育休取得、投資継続、家族時間確保など、具体的な成果につながった
長期的価値★★★★★10年後、20年後も使える原則。娘たちにも教えたい普遍的な教え
読書時間対効果★★★★★3冊で約20時間の読書。その投資が人生を変えた。費用対効果は計り知れない
相互補完性★★★★★エッセンシャル思考(戦術)、イシュー(問題発見)、7つの習慣(戦略)が完璧に連携

総合評価:★★★★★(5.0/5.0)

育児中のビジネスパーソンにとって、この3冊は必読です。単なるビジネス書ではなく、人生を変える力があります。


まとめ:育児中こそビジネス書が必要な理由

この3冊の最大の価値

長女が生まれてから、私の人生は180度変わりました。しかし、この3冊のおかげで、「時間が減ったのに、人生の質が上がる」を実現できました。

3冊が教えてくれたこと:

『エッセンシャル思考』:

  • やらないことを決める勇気
  • 本当に重要なことだけに集中
  • 育休取得の決断

『7つの習慣』:

  • 長期視点での優先順位づけ
  • 第II領域(育児、投資)への時間投資
  • 18年後の教育資金準備

『イシューからはじめよ』:

  • 解くべき問題を見極める
  • 犬の道を避ける
  • 仮説思考で試行錯誤を効率化

個人的な体験総括

ITコンサルとして5社を渡り歩き、投資歴8年、月27万円を投資しながら、2歳と0歳の娘を育てる。この生活は、3冊の教えがなければ絶対に実現できませんでした。

特に印象的だったこと:

  • 育休を取る勇気をくれた『エッセンシャル思考』
  • 18年後を見据えた投資を続ける意義を教えてくれた『7つの習慣』
  • 本質的な問題だけに集中する重要性を説いた『イシューからはじめよ』

3冊に共通するメッセージ:

「時間は増やせない。だから、本質を見極めよ」

こんな方におすすめ

✅ 特におすすめの方:

  • 育児と仕事の両立に悩んでいる方
  • 時間が足りないと感じているビジネスパーソン
  • 育休取得を検討しているが、キャリアへの影響が不安な方
  • 長期的な視点で人生設計をしたい方
  • 夫婦で協力して育児をしたい方

この3冊は、単なる「時間管理術」ではありません。

「何のために生きるか」「何を大切にするか」という人生の本質を教えてくれます。

育児中のあなたにこそ、この3冊を読んでほしい。そして一緒に、時間制約の中でも充実した人生を実現していきましょう!


カイゼンパパのプロフィール

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