ブリタ浄水器PFOS/PFOA除去レビュー:子育て世帯の実体験

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ブリタ浄水器PFOSPFOA除去レビュー:子育て世帯の実体験

「子どもの飲み水、本当に大丈夫?」

ニュースでPFAS汚染の報道を見るたび、2歳の娘に飲ませている麦茶を作るための水道水に不安を感じていました。しかし、ウォーターサーバーは高額だし、ペットボトル水の購入は金額や環境負荷も気になる。そんな時に出会ったのが、PFOS/PFOA除去試験済みのブリタ浄水器ポット型でした。

コンサルとして論理的判断を重視する私が、1年間の実際の使用を通じて感じた率直な評価をお届けします。子育て世帯の安全な水選びの参考にしていただければと思います。

ブリタ浄水器ポット型:基本情報と選択理由

製品概要・スペック

製品名: ブリタ 浄水器 ポット型 リクエリ
ろ過水容量: 1.15L(全容量:2.2L)
価格: 約3,200円(Amazon)
カートリッジ交換: 1ヶ月に1回(1個約800円)
除去項目: 15項目 + PFOS/PFOA除去試験済
主な除去物質: 塩素、PFOS/PFOA、鉛、銅、カルキ臭

なぜブリタを選んだのか

PFAS問題について調べれば調べるほど、「今すぐ対策が必要」という結論に至りました。環境省の資料によると、PFOS/PFOAは「永遠の化学物質」と呼ばれ、体内に蓄積され続ける特性があります。

選択の決め手3つ:

  1. PFOS/PFOA除去試験済み:約80%の除去率を実証
  2. コストパフォーマンス:初期費用3,200円+月額800円
  3. 手軽さ:設置工事不要、すぐに使用開始可能

こんな人におすすめ

✅ 特に推奨する人

  • 小さな子どもがいる家庭
  • PFAS汚染を懸念している方
  • ウォーターサーバーは高額と感じる方
  • 離乳食作りに安全な水を使いたい方

⚠️ 他の選択肢も検討すべき人

  • 大家族で大量の水を使用する方
  • メンテナンスを最小限にしたい方
  • より高度な浄水性能を求める方

1年間使用の実体験レビュー

使用環境・期間

使用期間: 2024年8月〜2025年9月(約1年間)
家族構成: 夫婦+2歳の娘+0歳の娘
主な用途: 飲み水、ミルク作り、離乳食・幼児食作り、コーヒー・お茶
1日の使用量: 約1.5L(濾過水基準)

PFAS除去効果の実感

数値的な測定は困難ですが、安心感は確実に向上しました。特に離乳食作りでは、「少しでも安全な水を」という親心が満たされています。

ブリタの公式データでは:

  • PFOS除去率: 約80%
  • PFOA除去率: 約80%
  • 塩素除去率: 99%以上

完全除去ではありませんが、「リスクを大幅に軽減できている」という実感があります。

味・水質の変化

最も驚いたのは水の味の変化です。

Before(水道水直接):

  • カルキ臭が気になる
  • コーヒーに微妙な渋み

After(ブリタ浄水後):

  • カルキ臭が完全に消失
  • コーヒーの味が格段に向上

日常使用での利便性

良かった点

  1. 設置の簡単さ
    • 開封から使用開始まで5分
    • カートリッジセットも直感的
  2. 冷蔵庫への収納性
    • スリムデザインで場所を取らない
    • ドアポケットにも収納可能
  3. 濾過完了の視認性
    • 水が下部にたまる様子が見える
    • 濾過完了タイミングが分かりやすい

気になった点

  1. 濾過速度の遅さ
    • 1L濾過に約5分必要
    • 急いでいる時は待ち時間が発生
  2. 容量の少なさ
    • 1.15Lは家族4人では1日2-3回補充が必要
    • 来客時は事前準備が必要
  3. 注水時の注意点
    • 勢いよく注ぐと水が飛び散る
    • 慣れるまでコツが必要

詳細評価:メリット・デメリット分析

メリット(5つの価値)

1. PFAS除去による安心感

子育て世帯にとって最大の価値。ニュースでPFAS汚染の報道を見ても、「対策済み」という安心感があります。

2. 味の劇的改善

カルキ臭の除去効果は期待以上。娘の水分摂取量が明らかに増加しました。

3. コストパフォーマンス

月額約800円(カートリッジ代)で家族の水質改善が可能。ペットボトル水(月3,000円程度)と比較して大幅コストダウン。

4. 環境負荷軽減

ペットボトル購入を激減させ、プラスチック廃棄物を大幅削減。

5. 手軽さ

工事不要、即日導入可能。賃貸住宅でも問題なく使用できます。

デメリット(3つの課題)

1. メンテナンスの手間

週1-2回の本体洗浄が必要。忙しい時期は負担に感じることも。

2. 濾過速度とタイミング調整

朝の忙しい時間帯に濾過待ちが発生。前夜の準備が必要になりました。

3. カートリッジ交換の継続コスト

月800円の継続費用。交換タイミングを忘れると浄水性能が低下するリスク。

他社製品・代替手段との比較

ペットボトル水との比較

項目ブリタ浄水器ペットボトル水
月額コスト約800円約3,000円
PFAS除去○(約80%)△(商品による)
利便性
環境負荷×
初期投資3,200円0円

ウォーターサーバーとの比較

項目ブリタ浄水器ウォーターサーバー
月額コスト約800円約4,000円〜
設置工事不要必要(機種による)
冷水・温水冷蔵庫保管必要即座に利用可能
メンテナンス週1-2回洗浄月1回程度

1年間使用でのトラブル・対策

カビ発生リスクへの対策

調査で懸念されていた「黒カビ問題」について、1年間での実際の経験:

予防策として実施:

  • 週2回の分解洗浄(食器用洗剤使用)
  • 使用後は水を完全に切る
  • 直射日光の当たらない場所での保管

結果: カビ発生は一切なし。適切なメンテナンスで十分防げることを確認。

★総合評価

評価項目評価コメント
PFAS除去効果★★★★☆80%除去は子育て世帯に十分な安心感
味・水質改善★★★★★カルキ臭完全除去、子どもも喜ぶ味
コストパフォーマンス★★★★★月800円で家族の水質改善は破格
使いやすさ★★★★☆濾過時間がネック、慣れが必要
メンテナンス★★★★☆週2回洗浄は手間だが管理可能
デザイン・収納性★★★★☆スリムで冷蔵庫収納に最適

総合評価: ★★★★☆(4.3/5.0)

子育て世帯のPFAS対策として、コストパフォーマンスと効果のバランスが優秀。メンテナンスの手間はあるものの、子どもの健康を考えれば十分に価値のある投資です。

まとめ

この浄水器の最大の価値

ブリタ浄水器の最大の価値は、「子どもの健康への投資として手軽に始められるPFAS対策」です。完璧ではないものの、月800円で家族の水質改善と安心感を得られるコストパフォーマンスは他に類を見ません。

1年間使用での個人的総括

導入前の「水への不安」が「対策済みの安心感」に変わったことが最大の収穫でした。娘の水分摂取量増加、コーヒーの味向上など、予想以上の副次効果も実感しています。カートリッジ交換の継続コストは発生しますが、家族の健康投資として十分にペイする内容だと確信しています。

推奨対象と次のステップ

特に小さな子どもがいる家庭には強く推奨します。PFAS問題は長期的な健康影響が懸念される問題であり、「今すぐできる対策」として最適な選択肢の一つです。

一緒に、子どもたちの健康と安全な未来を守っていきましょう!


カイゼンパパのプロフィール

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