あかちゃんごおしゃべりずかん10ヶ月使用レビュー

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あかちゃんごおしゃべりずかん10ヶ月使用レビュー

「2歳になっても、まだ語彙が少ないかも…」

長女が2歳になる頃、周りの子と比べて言葉の数が少ないように感じていました。すでに「はじめてずかん1000」は持っていましたが、もう少し赤ちゃんが言いやすい言葉に特化した教材はないかと探していました。

CXコンサルとして顧客体験を設計する仕事をしている私は、子供の「言葉を覚える体験」をどうデザインするかを考えました。

そこで2025年2月に購入したのが、「頭のいい子を育てるプチ あかちゃんごおしゃべりずかん」です。現在10ヶ月使用し、寝る前の読み聞かせの定番になっています。

今回は、はじめてずかん1000との違いや、実際の使い方、10ヶ月使用して分かった効果を正直にレビューします。

なぜ「あかちゃんごおしゃべりずかん」を選んだのか

はじめてずかん1000だけでは足りなかった理由

我が家では、長女が1歳の時に「はじめてずかん1000」を購入し、現在も愛用しています。

はじめてずかん1000レビュー記事

はじめてずかん1000は素晴らしい図鑑ですが、1000語という膨大な語彙が収録されているため、2歳になりたての子供には少し難しい単語も含まれていました。

はじめてずかん1000の特徴:

  • 1000語という圧倒的な語彙数
  • タッチペンで音が出る
  • 日本語・英語の切り替え可能
  • クイズやゲーム機能あり

一方で、もっと基礎的な、赤ちゃんが最初に覚える言葉に特化した教材が欲しいと感じていました。

「赤ちゃんが早く言える言葉ランキング」に基づく設計

「あかちゃんごおしゃべりずかん」の最大の特徴は、NTTコミュニケーション科学基礎研究所の「こども語」調査データに基づいて作られていることです。

「赤ちゃんが早く言える言葉ランキング」トップ500:

  1. (いないない)ばあ
  2. まんま
  3. わんわん
  4. ママ
  5. パパ

このランキングのトップ100はすべて掲載されており、赤ちゃんが実際に言いやすい言葉だけで構成されています。

「科学的データに基づいた言葉選び」という点に魅力を感じ、購入を決めました。

商品の基本情報

あかちゃんごおしゃべりずかん10ヶ月使用レビュー

スペック

項目詳細
商品名頭のいい子を育てるプチ あかちゃんごおしゃべりずかん
著者かしわらあきお
出版社主婦の友社
ページ数約60ページ
サイズ17cm × 17cm(コンパクトサイズ)
対象年齢生後6ヶ月~2歳頃
装丁ボードブック(厚紙で丈夫)
価格帯約1,000円前後

なぜこの絵本を選んだのか

1. 科学的根拠に基づいた言葉選び
NTTの調査データという信頼性の高いソースに基づいている

2. コンパクトで扱いやすい
17cm四方のコンパクトサイズで、寝る前の読み聞かせに最適

3. ボードブック仕様
厚紙で丈夫なので、子供が自分でめくっても破れにくい

4. はじめてずかん1000との補完関係
より基礎的な語彙に特化し、段階的な学習ができる

こんな人におすすめ

✅ 1~2歳の子供の語彙を増やしたい家庭
✅ はじめてずかん1000を持っているが、もっと基礎的な言葉から始めたい方
✅ 寝る前の読み聞かせ用の絵本を探している方
✅ 科学的データに基づいた知育教材が欲しい方
✅ コンパクトで持ち運びやすい図鑑が欲しい方

10ヶ月使用して分かったこと

寝る前の読み聞かせルーティンに定着

我が家では、夜寝る前に絵本を読む習慣があります。

あかちゃんごおしゃべりずかんは、頻度は高くありませんが、定期的に読んでいます

1冊の絵本を毎日読むと飽きてしまうので、複数の絵本をローテーションする中で、この図鑑も選択肢の一つになっています。

長女の反応:指さしと繰り返し

2歳の長女は、この図鑑を読むと積極的に指さしをします。

具体的な反応:

  • 知っている言葉を見つけると「わんわん!」と指さす
  • 「これは?」と聞くと、真似して言おうとする
  • 同じページを何度も見たがる(特に動物のページ)
  • 自分で図鑑をめくって探検する

特に気に入っているページ:

  • 動物のページ(わんわん、にゃんにゃん、ぞうさん)
  • 食べ物のページ(まんま、ぱん、ばなな)
  • 乗り物のページ(ぶーぶー、でんしゃ)

0歳の次女もジッと見る

0歳の次女も、お姉ちゃんが読んでいるのを横で見ています。

まだ言葉は話せませんが、カラフルなイラストをジッと見つめている姿が印象的です。

0歳から使えるという対象年齢の設定は、実際に正しいと感じています。

10ヶ月使用しても破損なし

ボードブック仕様のおかげで、10ヶ月使用しても一度も破れたり壊れたりしていません

2歳の子供が自分でめくっても安心です。

はじめてずかん1000との違い・使い分け

我が家では、両方を併用していますが、それぞれ異なる役割を果たしています。

比較表

項目あかちゃんごおしゃべりずかんはじめてずかん1000
対象年齢生後6ヶ月~2歳0歳~小学校入学前
言葉の難易度赤ちゃんが言いやすい基礎語彙幅広い語彙(一部難しい単語も)
サイズ17cm × 17cm(コンパクト)26cm × 21cm(大判)
装丁ボードブックハードカバー
音声機能なしタッチペンで音が出る
価格約1,000円約5,000円
設計思想赤ちゃんが「言いやすい」言葉幅広い知識の習得

使い分けの実例

あかちゃんごおしゃべりずかん:

  • 寝る前の読み聞かせ
  • 短時間でサッと読む時
  • 基礎的な言葉の復習
  • 持ち運び用

はじめてずかん1000:

  • 日中の遊び時間
  • じっくり時間をかけて読む時
  • 新しい言葉の学習
  • クイズやゲームで遊ぶ時

両方を併用するメリット:

  1. 段階的な学習:基礎(ごおしゃべりずかん)→応用(はじめてずかん1000)
  2. 飽きさせない:2冊あることで選択肢が増える
  3. 状況に応じた使い分け:時間や場所に応じて最適な方を選べる

良い点・気になる点

良かった点

1. 赤ちゃんが本当に言いやすい言葉だけ

★★★★★(5点満点)

科学的データに基づいているだけあって、長女が実際に言える言葉が多く収録されています。

「これ知ってる!」という成功体験が、子供の自信につながっている印象です。

2. コンパクトで扱いやすい

★★★★★(5点満点)

17cm四方のコンパクトサイズで、寝る前にベッドで読むのに最適です。

はじめてずかん1000は大判で素晴らしいですが、寝る前に読むには少し大きいので、このサイズ感は重宝しています。

3. 丈夫で長持ち

★★★★★(5点満点)

ボードブック仕様で、10ヶ月使用しても破損なし。

2歳の子供が自分でめくっても安心です。

4. 価格が手頃

★★★★★(5点満点)

約1,000円という価格で、語彙が学べるのはコストパフォーマンスが高いです。

はじめてずかん1000と併用しても、合わせて6,000円程度なので、投資する価値があります。

気になる点

1. 音声機能がない

はじめてずかん1000のようなタッチペン機能はありません。

ただし、親が読み聞かせることで十分補えると感じています。

むしろ、親子のコミュニケーションを重視する点では、読み聞かせの方が良い面もあります。

2. 対象年齢が限定的

生後6ヶ月~2歳頃という対象年齢で、3歳以降は物足りなくなる可能性があります。

ただし、基礎固めの役割と考えれば、この年齢特化は強みです。

3. はじめてずかん1000と重複する語彙がある

両方を持っている場合、一部の基礎的な語彙は重複します。

ただし、復習になると前向きに捉えています。

★総合評価

評価項目評価コメント
語彙の質★★★★★科学的データに基づき、赤ちゃんが実際に言いやすい言葉を厳選
使いやすさ★★★★★コンパクトで寝る前の読み聞かせに最適。ボードブックで丈夫
子供の反応★★★★★指さしや繰り返しなど、積極的に関わる姿が見られる
耐久性★★★★★10ヶ月使用しても破損なし。子供が自分でめくっても安心
コスパ★★★★★約1,000円で言葉を覚えるのは非常にお得
対象年齢の幅★★★☆☆生後6ヶ月~2歳に特化。3歳以降は物足りない可能性

総合評価:4.7 / 5.0

基礎的な語彙を増やすための第一歩として、非常におすすめできる図鑑です。

寝る前の読み聞かせルーティンの工夫

我が家の寝る前ルーティンを紹介します。

寝る前の絵本タイム

ステップ1:子供に選ばせる
絵本棚から2~3冊を子供自身に選ばせる

ステップ2:ゆっくり読む
急がず、子供のペースに合わせて読む

ステップ3:質問をする
「これは何?」「どこにいる?」と質問し、指さしを促す

ステップ4:繰り返しを楽しむ
同じページを何度も読んでも付き合う

ステップ5:就寝へ
「おやすみ」と言って電気を消す

あかちゃんごおしゃべりずかんが活躍するポイント:

  • コンパクトでベッドで読みやすい
  • 1ページずつ区切りがあるので、短時間でも読める
  • 簡単な言葉なので、眠くても理解しやすい

まとめ:基礎的な語彙を増やす第一歩として最適

この絵本の最大の価値

科学的データに基づいた、赤ちゃんが本当に言いやすい言葉に特化していること

これが、「あかちゃんごおしゃべりずかん」の最大の価値です。

たくさんの語彙を詰め込むのではなく、赤ちゃんが実際に言える言葉に絞ることで、子供の成功体験を増やし、言葉への興味を引き出しています。

約1,000円という価格で、科学的根拠のある語彙学習ができるのは、非常にコストパフォーマンスが高いと感じています。

個人的な体験総括

2025年2月に購入してから10ヶ月、寝る前の読み聞かせの定番になっています。

長女は、この図鑑に出てくる言葉の多くを話せるようになり、自信を持って「これ知ってる!」と指さす姿が見られます。

はじめてずかん1000だけでは少し難しかった基礎的な語彙を、この図鑑で補強できたと感じています。

0歳の次女も、お姉ちゃんが読んでいるのを横で見ており、将来的には次女も使う予定です。

おすすめする方・しない方

こんな方におすすめ:

  • 1~2歳の子供の語彙を増やしたい
  • 科学的データに基づいた知育教材が欲しい
  • 寝る前の読み聞かせ用の絵本を探している
  • はじめてずかん1000を持っているが、もっと基礎から始めたい

向かない方:

  • 3歳以上で、すでに基礎的な語彙を習得している
  • タッチペンなどの音声機能が必須
  • 1冊で全ての語彙をカバーしたい

一緒に、子供の言葉の発達を楽しく見守っていきましょう!


カイゼンパパのプロフィール

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