「節約って、ケチケチして我慢することでしょ?」
昔の私は、そう思い込んでいました。しかし、色々な人の考え方を聞いていくうちに、節約に対する考え方が180度変わりました。単なる我慢ではなく、「頭を使って戦略的にお金を残す」。この発想の転換が、家計管理を大きく変えるきっかけになったのです。そんな考え方のきっかけになった本の一つである、生方正さんの『攻めの節約』を紹介したいと思います。
ITコンサルとして働きながら、投資・家計管理について日々情報収集を続けています。今回は、書評・学習記録シリーズとして、資産2億円を築いた元高卒自衛官が教える「金持ち脳」の節約術をご紹介します。
書籍基本情報
書籍名: 「金持ち脳」になって自由な人生を手に入れる 攻めの節約
著者: 生方正(うぶかた ただし)
出版社: WAVE出版
発売日: 2021年7月8日
ページ数: 232ページ
価格: 1,540円(税込)
ISBN: 978-4866213330
著者プロフィール:生方正さんとは
経歴:
- 1970年、群馬県生まれ
- 高校卒業後、一般海曹候補学生として海上自衛隊に入隊
- 海上自衛隊で写真員として活躍、7度の表彰を受ける
- 46歳で自衛隊を除隊(アーリーリタイア)
- 現在は明治大学サービス創新研究所客員研究員
実績:
- 不動産投資で資産2億円以上を形成
- 定額積立投資と節約術を駆使して資産形成
- 著書に『高卒自衛官が実現した40代で資産2億円をつくる方法』など
こんな人におすすめ
✅ 節約しているのに貯金が増えない
✅ 我慢する節約に疲れた
✅ 投資を始めたいが元手がない
✅ 資産形成の基礎を学びたい
✅ FIREや早期リタイアを目指している
✅ 固定費削減の具体的方法を知りたい
読んだきっかけと実践期間
読んだ時期: 約1年前(2025年初頭)
読んだきっかけ: 日々の読書習慣の中で、資産形成に関する本を探していたときに、タイトルの「攻めの節約」というフレーズに惹かれて手に取りました。従来の「守りの節約」ではなく、「攻めの節約」という発想が新鮮で、読む前から期待が高まりました。
実践期間: 読了後、約1年間にわたって本書の内容を実践中
実践内容:
- クーポンの戦略的活用
- 時間を意識した消費行動
- 節約で得た資金の投資への振り分け
「攻めの節約」とは何か
従来の節約との違い
| 従来の「守りの節約」 | 本書の「攻めの節約」 |
|---|---|
| 我慢・ケチケチする | 頭を使って戦略的に残す |
| とにかく使わない | 必要なものは使い、不要なものを削る |
| 精神的ストレス大 | 合理的判断でストレス小 |
| 節約が目的 | 節約は資産形成の手段 |
本書の基本メッセージ
「節約はノーリスクの資産運用である」
著者の生方さんは、節約を単なる「お金を使わないこと」とは捉えていません。節約によって得た資金を投資に回し、資産を増やしていく。この循環こそが「攻めの節約」の本質です。
核心的な考え方:
- 節約で得た資金は「確実に手に入る利益」
- 年利3%の投資と同じ効果
- リスクゼロで確実に資産を増やせる
本書の5つの核心ポイント
ポイント1: 節約はノーリスクの資産運用
内容:
- 月3万円の節約 = 年36万円の確実な利益
- 年利3%の投資で1,200万円を運用するのと同じ効果
- 投資のリスクを取らずに資産を増やせる
実践での気づき: この視点は目から鱗でした。節約を「我慢」ではなく「確実なリターンを生む投資行動」と捉えることで、モチベーションが大きく変わりました。
ポイント2: 時間を大切にする節約
内容:
- 時間単価を意識した節約
- 遠くのスーパーに行くための時間コストを計算
- 時間を節約して自己投資や副業に充てる
実践例: 本書を読んで、「10円安いから遠くのスーパーに行く」行動を見直しました。往復30分の時間を自己投資(読書・スキルアップ)に充てることで、長期的にはより大きなリターンが得られると実感しています。
ポイント3: クーポンの正しい使い方
内容:
- クーポンは「必要なものを安く買う」ために使う
- クーポンがあるから買う、は本末転倒
- 計画的な購入とクーポンの組み合わせが重要
実践での効果: 「クーポンがあるから買う」ということは無いように気を付けてはいましたが、しっかりとこのことを念頭に置いて購入を行うようにしています
ポイント4: 節約で得た資金を投資へ
内容:
- 節約だけでは資産は増えない
- 節約で得た資金を投資に回す
- つみたてNISA、iDeCoなどの活用
実践での効果: 節約で浮いた資金を自動的につみたてNISAに回す仕組みを作りました。「節約→投資」の循環が自然にできるようになり、資産形成のスピードが加速しています。
実践して良かった点(5点)
1. 節約に対するマインドセットが変わった
変化:
- Before: 節約 = 我慢・ケチケチ
- After: 節約 = 戦略的な資産形成の手段
効果: 精神的なストレスが大幅に減少。「やらされている節約」から「自分で選ぶ節約」へと変わりました。
2. 時間単価を意識するようになった
変化:
- 無駄な移動時間を削減
- 時間を自己投資に充てる習慣
- 長期的な視点での意思決定
効果: 読書時間が増加。スキルアップにつながり、本業での評価も向上しました。
3. クーポン活用が戦略的になった
Before:
- クーポンがあると衝動買い
- 不要なものまで購入
- 結果的に支出増
After:
- 必要なものリストを作成
- リスト内の商品にクーポンが使えるときだけ活用
- 計画的な購入で支出減
4. 投資へのハードルが下がった
効果: 節約で得た資金を投資に回す習慣ができたことで、「投資は余裕資金でやるもの」という思い込みが解消されました。節約→投資の循環が自然にできるようになり、資産形成が加速しています。
気になる点・注意点(3点)
1. 基本的な内容が中心
内容: すでに節約を実践している人には、やや物足りない部分も。初心者向けの基本的なテクニックが中心です。
対策:
- 節約初心者にとっては最適
- 中級者以上は復習・再確認の機会として活用
- 基本の重要性を再認識するきっかけに
2. 実践には自己管理能力が必要
課題:
- 固定費削減の手続きは自分で行う必要がある
- 継続的な家計管理が必要
- モチベーション維持の工夫が必要
アドバイス: 一度に全部やろうとせず、1つずつ着実に実行していくことが重要です。
3. 家族構成や生活スタイルによって適用度が異なる
注意点:
- 単身者と家族持ちでは節約の優先順位が異なる
- 本書の内容をそのまま適用するのではなく、自分の状況に合わせたカスタマイズが必要
対策: 自分の生活スタイル・家族構成に合わせて、優先度の高い項目から実践していく。
★総合評価
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 実用性 | ★★★★★ | 即座に実践できる具体的なテクニックが豊富 |
| 再現性 | ★★★★☆ | 誰でも実践可能だが、自己管理能力が必要 |
| コストパフォーマンス | ★★★★★ | 1,540円で年間数万円の節約効果は絶大 |
| 読みやすさ | ★★★★★ | 平易な文章で具体例が豊富、初心者でも理解しやすい |
| 独自性 | ★★★★☆ | 「攻めの節約」という視点が新鮮 |
| 長期的効果 | ★★★★★ | 固定費削減は継続的に効果を生み、投資との組み合わせで資産形成が加速 |
総合評価: ★★★★☆(4.7/5.0)
節約初心者から中級者まで幅広く役立つ良書。特に「節約→投資」の循環を作りたい人には強く推奨します。
こんな人におすすめ/おすすめしない
おすすめする人
✅ 節約初心者
基本から学べる構成で、何から始めればいいかが明確
✅ 投資を始めたいが元手がない人
節約で投資資金を作る方法が具体的
✅ 固定費削減に関心がある人
通信費・保険料の見直し方法が実践的
✅ FIREや早期リタイアを目指している人
資産2億円を築いた著者の実体験が参考になる
✅ 時間を大切にしたい人
時間単価を意識した節約法が学べる
おすすめしない人
❌ すでに節約上級者
基本的な内容が中心なので、物足りない可能性
❌ 今すぐ大きな変化を求める人
節約の効果は継続的に現れるため、即効性を求める人には不向き
❌ 本を読むだけで実践しない人
実践してこそ効果が出る内容
まとめ
この本の最大の価値
『攻めの節約』の最大の価値は、節約を「我慢」から「戦略的な資産形成の手段」へと考え方を変えてくれることです。単なるテクニック集ではなく、「金持ち脳」を作るためのマインドセットを学べる点が素晴らしいと感じました。
個人的な体験総括
この本を読んでから約1年、固定費削減や時間単価を意識した生活により、節約が進んだと思います。さらに、その資金を投資に回すことで、資産形成のスピードが確実に加速しています。
「節約はノーリスクの資産運用」という視点は、今でも私の家計管理の指針になっています。投資と節約を組み合わせた資産形成戦略に興味がある方には、強く推奨する一冊です。
一緒に「攻めの節約」で資産形成を加速させていきましょう!


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