習慣が10割レビュー:元ワーカホリックの継続力改革

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習慣が10割レビュー:元ワーカホリックの継続力改革

「仕事の勉強は続くのに、運動は全然続かない…」

今から5~6年前、私はそんな悩みを抱えていました。ワーカーホリックだったこともあり、仕事関連のスキルアップは問題なく継続できていたのですが、乗り気じゃないもの—特に運動などは、最初は勢いで始めるものの、徐々にやる気が失せて続かない状態でした。

しかし現在、運動も、ブログの執筆も、育児に関する勉強も、様々なことを継続できるようになっています。

すべてがこの本のおかげとは言いませんが、間違いなく今の継続力を支えている一つの要因—それが今回ご紹介する「習慣が10割」です。

書評・学習記録シリーズとして、習慣化の悩みを解決してくれたこの一冊を、実践体験とともにご紹介します。

なぜ「習慣が10割」を手に取ったのか

仕事は続くのに、他のことは続かない矛盾

5~6年前の私は、こんな状態でした。

継続できていたこと:

  • 仕事関連のスキルアップ学習
  • 業務に役立つ専門書の読書
  • 資格取得のための勉強

ワーカーホリックだったこともあり、仕事に関することは問題なく継続できていました。むしろ、深夜まで仕事をして、休日も業務関連の勉強をする生活が当たり前でした。

継続できなかったこと:

  • 運動(ジョギング、筋トレなど)
  • 学生時代は趣味だった読書(仕事以外の本)
  • 健康管理のための習慣

「乗り気じゃないもの」は、最初はやる気があるので勢いで始めるのですが、徐々に勢いややる気がなくなり、いつの間にかやめてしまう…この繰り返しでした。

ワーカーホリック時代の偏った継続力

当時を振り返ると、こんな疑問が浮かんでいました。

なぜ仕事の勉強は続くのに、運動は続かないのか?
同じ『継続』なのに、なぜこんなに違うのか?

仕事については以前の記事でも触れていますが、20代の頃はまさにワーカーホリック真っ只中。平日は深夜まで、時には徹夜で仕事をし、休日も業務関連の勉強という日々でした。

しかし、その一方で健康管理のための運動などは全く続かない。この偏った継続力が、当時の大きな悩みでした。

こんな人におすすめ

  • 仕事は続くのに、プライベートの習慣が続かない人
  • 最初は勢いで始めるけど、すぐに飽きてしまう人
  • 「意思が弱い」と自分を責めている人
  • 複数の習慣をバランスよく継続したい人

書籍詳細情報

基本情報

  • 書籍名:習慣が10割
  • 著者:吉井雅之
  • 価格:1,540円(税込)
  • ページ数:224ページ
  • 出版社:すばる舎
  • 出版年:2018年11月21日

著者の権威性

吉井雅之さんは「習慣形成コンサルタント」として、5万人以上の習慣づくりに関与してきたNo.1の実績を持つ専門家です。

主な実績:

  • 習慣形成コンサルティング:5万人以上
  • 企業研修・講演:年間200回以上
  • 「習慣の専門家」として各種メディア出演

理論だけでなく、実際に多くの人の習慣化を成功させてきた実績に基づいた内容が、本書の大きな強みです。

業界での評価

  • ビジネス書ランキングで長期間上位をキープ
  • 習慣化本の決定版として多くのビジネスパーソンに支持
  • 再現性の高さが高く評価されている
  • 実践的な内容で「読んで終わり」にならない構成

「習慣が10割」の核心メッセージ

本書の最も重要なメッセージは、この公式に集約されています。

習慣=思いの深さ×繰り返しの反復

この公式を見た瞬間、私の疑問が一気に解けました。

仕事の勉強が続いた理由:

  • 思いの深さ:キャリアアップへの強い想い(ワーカーホリックレベル)
  • 繰り返しの反復:毎日継続していた

運動が続かなかった理由:

  • 思いの深さ:「健康のため」という漠然とした想い(乗り気じゃない)
  • 繰り返しの反復:不定期、勢いに頼っていた

つまり、意思の強さの問題ではなく、「思いの深さ」と「仕組み化された反復」の掛け算だったのです。

人生の質=習慣の質

著者は「人生の質は習慣の質で決まる」と明言しています。

当時の私の実例:

  • 仕事の習慣:質が高い → 仕事の成果も高い
  • 健康の習慣:質が低い → 体調管理がおろそか
  • 結果:偏った人生の質

この気づきが、私の習慣化へのアプローチを根本から変えました。

習慣化に失敗する3つの理由

本書では、多くの人が習慣化に失敗する理由を3つに整理しています。

1. 意思の力に頼りすぎる

「今日は疲れたから明日頑張ろう」
「今週は忙しいから来週から本気出す」

私もまさにこのパターンでした。意思の力は有限であり、疲れているときや忙しいときには使えません。

2. ハードルが高すぎる

「毎日30分ジョギング」
「週5回筋トレ」

勢いで高い目標を設定するものの、最初の数日でエネルギー切れ。まさに過去の私の失敗パターンです。

3. 楽しくない

人間は楽しいことしか続きません。仕事の勉強が続いたのは、成長実感という「楽しさ」があったから。運動が続かなかったのは、純粋に「楽しくなかった」から。

この3つの理由を理解したことで、習慣化へのアプローチが180度変わりました。


私が実践した3つの習慣化ステップ

本書で紹介されている習慣化メソッドの中で、特に効果があった3つのステップをご紹介します。

ステップ1:バカバカしいほど小さく始める

本書の教え:
「腕立て伏せ1回」「本を1ページ読む」「靴を履いて玄関を出る」など、バカバカしいほど小さく始める。

私の実践:運動習慣の場合

以前の失敗パターン:
「毎日30分ジョギング」→ 3日で挫折

本書を読んだ後:
「ランニングウェアに着替えて散歩」だけを習慣に設定

結果:

  • ウェアに着替えると自然に体を動かしたくなる
  • 最初は5分だけでもOKというルール
  • 徐々に時間が伸びていった
  • 現在も継続中

ポイント:
「継続すること」自体を目的にし、「量や質」は二の次にする。これが習慣化の最大の秘訣でした。

ステップ2:「1つ前の習慣」を整える

本書の教え:
新しい習慣は、既存の習慣の後ろに繋げる。「歯磨きの後に〇〇」「朝食後に〇〇」のように。

私の実践:ブログ執筆の場合

最初に実践した流れ:

  1. 朝のコーヒーを淹れる(既存の習慣)
  2. コーヒーを飲みながら私用のPCを開く(新しい習慣のきっかけ)
  3. 10分だけブログを書く(新しい習慣)

結果:

  • 朝のコーヒー = ブログタイムという脳内回路が形成
  • 「さあ、やるぞ!」という意思決定が不要に
  • 自然な流れで執筆開始できるように
  • 現在も朝の習慣として継続中

ポイント:
新しい習慣を「孤立」させるのではなく、既存の習慣の「流れ」に組み込む。これにより意思の力を使わずに継続できます。

ステップ3:脳をだますテクニック

本書の教え:
「勉強」→「成長タイム」、「運動」→「エネルギーチャージ」など、言葉を変えて脳をだます。ご褒美を設定する。

私の実践:育児の勉強の場合

以前の考え方:
「育児の勉強をしなきゃ」→ 義務感、プレッシャー

本書を読んだ後:
「子どもの成長発見タイム」→ 楽しみ、ワクワク感

さらに、以下のご褒美を設定:

  • 勉強後に好きなコーヒーを淹れる
  • 学んだことをブログ記事にする(アウトプットの楽しみ)
  • 妻と共有して会話を楽しむ

結果:

  • 「やらされている」から「やりたい」に変化
  • 継続が苦痛ではなく楽しみに
  • 現在も継続中

ポイント:
言葉を変えることで、脳の認識が変わる。さらにご褒美を設定することで、「楽しい習慣」に変換できます。


読書後に起こった変化

運動習慣の定着(現在進行形)

5~6年前の状態:

  • 勢いで始めるも数日で挫折の繰り返し
  • 「意思が弱い」と自己嫌悪

本書を読んだ後:

  • 「ウェアに着替えて散歩するだけ」からスタート
  • 徐々に時間を延ばす
  • 週1~2回から始めて、現在は週2~4回に

現在:

  • 運動が生活の一部として定着
  • 「やる・やらない」の意思決定が不要に
  • 体調管理も改善

ブログ執筆の継続(現在進行形)

ブログを始めた頃:

  • 朝のコーヒータイム = ブログタイムと設定
  • 「10分だけ」というハードルの低さ
  • 書けない日も「PCを開く」だけは実行

現在:

  • 朝の習慣として完全に定着
  • 土日の夜に案出しやある程度記事の内容を考えまとめることも習慣化
  • 記事数も着実に増加
  • 執筆すること自体が楽しみに

育児関連の学習継続(現在進行形)

子供が生まれた直後:

  • 「義務」から「楽しみ」への言葉の変換を心がける
  • 学んだことのアウトプット先を確保(妻との会話)
  • 小さく始める(育児本を数ページ読む、育児ブログを1記事だけ読む、など)

現在:

  • 育児書を読むこと、実践することが習慣化
  • 子どもの成長を観察する視点が深まった
  • 妻との育児会話も充実

すべてがこの本のおかげとは言いませんが、間違いなく今の継続力を支えている一つの要因だと実感しています。


ワーカーホリック脱却後の習慣術

「嫌われる勇気」との相乗効果

実は、「習慣が10割」を読む前に、「嫌われる勇気」を読んでワーカーホリック的な働き方からの脱却を図っていました。

「嫌われる勇気」で得たもの:

  • 自分軸での価値観の確立
  • ワークライフバランスへの意識転換
  • 他者の評価に振り回されない思考

「習慣が10割」で得たもの:

  • 仕事以外の習慣を継続する具体的な方法
  • バランスの取れた継続力
  • 「乗り気じゃないもの」でも続けられる技術

この2冊の組み合わせが、私の人生を大きく変えました。

相乗効果:

  1. 「嫌われる勇気」で価値観を見直す
  2. 「習慣が10割」でその価値観に沿った習慣を構築
  3. 仕事・家庭・健康・自己成長のバランスが取れた生活へ

バランスの取れた継続力の獲得

5~6年前:

  • 仕事だけに偏った継続力
  • 健康管理がおろそか
  • プライベートの充実感が低い

現在:

  • 仕事・運動・ブログ・育児学習など、多様な習慣を継続
  • 意思の力に頼らない仕組み化された習慣
  • バランスの取れた生活の質

「ワーカーホリックだからこそ続けられた仕事の習慣」のメカニズムを理解し、それを「乗り気じゃないもの」にも応用できたことが、現在の継続力の基盤となっています。


他の習慣化本との違い

「習慣が10割」の独自性

実践の具体性:

  • 抽象的な精神論ではなく、具体的な行動ステップ
  • 「バカバカしいほど小さく」という明確な基準
  • すぐに実践できる内容

再現性の高さ:

  • 5万人以上の実績データに基づいた方法
  • 「特別な才能」や「強い意思」が不要
  • 誰でも実践できる仕組み

他書との比較:

  • 単なる「継続のコツ」ではなく、脳科学・心理学に基づいた体系的なメソッド
  • 「やる気」に頼らない仕組み化の重要性
  • 長期的な習慣形成を見据えた段階的アプローチ

私の実感:
他の習慣化本も読みましたが、「バカバカしいほど小さく始める」という具体的な基準と、「1つ前の習慣に繋げる」という仕組み化のアプローチは、本書が最も実践しやすかったです。


★総合評価

評価項目評価コメント
実用性★★★★★「ウェアに着替えて散歩するだけ」など、今日から実践できる
読みやすさ★★★★☆具体例が豊富で理解しやすい。224ページで読みやすいボリューム
効果の持続性★★★★★5~6年経った現在でも実践中。長期的な効果を実感
再現性★★★★★「意思の強さ」不要。誰でも実践できる仕組み
コストパフォーマンス★★★★★1,540円で人生の質が変わる投資価値
独自性★★★★☆5万人の実績データに基づいた体系的メソッド

総合評価:★★★★★(4.7/5.0)

「仕事は続くのに、他のことは続かない」という悩みを持つ方に、心からおすすめできる一冊です。

まとめ

この本の最大の価値

「習慣が10割」の最大の価値は、「意思の力」に頼らず、誰でも習慣化できる具体的な方法を提供してくれることです。

5~6年前の私は、「仕事は続くのに運動は続かない」という矛盾に悩んでいました。しかし本書を読んで、それは意思の弱さではなく、「思いの深さ」と「仕組み化された反復」の掛け算だと理解できました。

個人的な体験総括

ワーカーホリック時代から「嫌われる勇気」でバランスの取れた価値観を獲得し、さらに「習慣が10割」で具体的な継続の仕組みを学んだことで、現在の生活が実現しています。

現在継続できている習慣:

  • 運動(週2~4回)
  • ブログ執筆(土日の夜や朝の習慣)
  • 育児の勉強(継続中)
  • その他、仕事・家庭・自己成長に関する様々な習慣

すべてがこの本のおかげとは言いませんが、間違いなく今の継続力を支えている一つの要因です。

特に以下のような方には強くおすすめします:

  • 仕事は続くのに、プライベートの習慣が続かない方
  • 「意思が弱い」と自分を責めている方
  • 勢いで始めても続かないパターンを繰り返している方
  • 複数の習慣をバランスよく継続したい方

まずは「バカバカしいほど小さく始める」こと。そして「1つ前の習慣」に繋げること。この2つから実践してみてください。

書評・学習記録シリーズとして、今後も人生に影響を与えた書籍をご紹介していく予定です。

一緒にバランスの取れた継続力を身につけていきましょう!


カイゼンパパのプロフィール

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