「この絵本、まだ早いかな?」
長女が生後6ヶ月の時、書店で「ころりん・ぱ!」を手に取りながら、そう思っていました。しかし、1,045円という手頃な価格に背中を押されて購入。この判断が、約2年後の今、大正解だったと確信しています。
現在2歳の長女と生後半年の次女。この1冊で、姉妹そろって指先知育ができ、さらに姉妹のコミュニケーションまで生まれています。長女が次女に「こうやってやるんだよ!」と得意げに見せる姿は、親として何よりも嬉しい瞬間です。
ITコンサルとして費用対効果を重視する私が、「これは長く使える優秀な絵本」と断言できる理由を、実体験とともにお伝えします。
ころりん・ぱ!(あかちゃんがよろこぶしかけえほん)|基本情報
商品スペック一覧

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 書名 | ころりん・ぱ!(あかちゃんがよろこぶしかけえほん) |
| 作者 | ひらぎみつえ |
| 出版社 | ほるぷ出版 |
| 参考価格 | 1,045円(税込) |
| 対象年齢 | 0歳~3歳 |
| ページ数 | 8ページ |
| サイズ | A5変(16cm × 16cm) |
| 仕様 | ボードブック(厚紙絵本) |
| 特記 | IBBYバリアフリー児童図書2021年選定図書 |
購入を決めた3つの理由
1. はっきりした色使いで赤ちゃんでも認識しやすい
生後間もない赤ちゃんは、コントラストの強い色を認識しやすいと言われています。「ころりん・ぱ!」は、赤・青・黄色などのはっきりした色使いで、生後6ヶ月の赤ちゃんでも興味を示してくれると期待しました。
2. 指先知育に役立ちそう
指で輪っか(ころりん)を動かすしかけが、指先の発達に良さそうだと感じました。触覚を刺激しながら遊べる点が魅力的でした。
3. 1,045円という手頃な価格
絵本としては一般的な価格帯。試しやすい金額だったので、「もし反応が悪くても…」という気持ちで購入しました。
約2年使って分かった成長の記録
購入直後~生後8ヶ月:見るだけの時期
最初は反応が薄かったです。
生後6ヶ月で購入した当初は、ページをめくって見せても特に興味を示さず。「やっぱり早かったかな…」と思っていました。
しかし、生後8ヶ月頃から徐々に変化が。
- 絵本の色に反応するようになった
- 輪っか(ころりん)に手を伸ばすようになった
- ページをめくるのを待つようになった
生後9ヶ月~1歳半:自分で動かし始める時期
この時期から、指先知育の効果が顕著に現れました。
- 輪っかに指を入れて動かすようになった
- 最初はぎこちないが、徐々にスムーズに
- 「ころりん」という言葉に反応
- 自分で何度も同じページに戻って遊ぶ
指先の器用さが日に日に成長していくのを実感できました。
1歳半~2歳現在:得意げに次女に見せる時期
現在2歳の長女は、完全にマスターしました。
そして、生後6ヶ月の次女に対して:
- 「こうやってやるんだよ!」と実演
- 次女の指を輪っかに入れてあげる
- できたら一緒に喜ぶ
姉妹のコミュニケーションツールとして、予想外の効果が生まれています。
次女(生後6ヶ月):再び同じ時期
次女も生後6ヶ月から同じ絵本で遊び始めました。
- 長女の時と同様、最初は反応が薄い
- しかし、長女が見せてくれることで興味を示すのが早い
- 姉妹で同じものを楽しめる喜び
約2年経った今も、姉妹そろって活躍中です。
実感した5つのメリット
メリット1:指先知育に最適
これが最も大きなメリットです。
指先の発達段階:
- 生後8~10ヶ月: 輪っかに触れる
- 生後11ヶ月~1歳: 指を入れて少し動かせる
- 1歳~1歳半: スムーズに動かせるようになる
- 1歳半~2歳: 意図した通りに動かせる
指先を使うことで、脳の発達にも良い影響があると言われています。
メリット2:視覚・触覚・聴覚すべてに働きかける
視覚:
- はっきりした色使い
- シンプルで分かりやすいデザイン
触覚:
- 輪っかを動かす手触り
- くるくる回る感触
- ボードブックの厚みと質感
聴覚:
- 「かくかく」「ぐるぐる」などの擬音語
- リズミカルな言葉
すべての感覚を刺激する、バランスの取れた絵本です。
メリット3:姉妹のコミュニケーションツールになった
これは完全に予想外の効果でした。
長女の反応:
- 「自分はできる」という自信
- 次女に教えたいという気持ち
- 「お姉ちゃん」としての自覚
次女の反応:
- お姉ちゃんを見て興味を持つ
- お姉ちゃんと一緒に遊べる喜び
2歳と0歳の姉妹が、同じものを楽しめる貴重な時間です。
メリット4:1,045円で約2年以上使える
費用対効果の計算:
- 購入価格:1,045円
- 使用期間:約2年
- 使用人数:2人(姉妹)
- 月額:約43円
月額43円で指先知育と姉妹のコミュニケーションが生まれたと考えると、これ以上ない投資です。
メリット5:ボードブックで耐久性が高い
ボードブック(厚紙絵本)の利点:
- 赤ちゃんが舐めても大丈夫
- ページが破れにくい
- 角が丸いので安全
約2年使っていますが、多少の使用感はあるものの、まだまだ現役です。
正直に伝えたい3つのデメリット
デメリット1:生後6ヶ月では早い可能性がある
我が家の経験では、生後6ヶ月で購入しましたが、本格的に遊び始めたのは生後8~9ヶ月頃でした。
対策:
- 焦らず、子供のペースに合わせる
- 最初は見せるだけでもOK
- 親が楽しそうに動かして見せる
生後8ヶ月以降の購入がおすすめです。
デメリット2:輪っかが取れることがある
口コミでも指摘されていますが、輪っかが取れてしまうことがあります。
対策:
- 取れた輪っかは別途保管
- 定期的にしかけの状態を確認
- 無理に引っ張らないよう見守る
我が家では、今のところ取れていませんが、注意が必要です。
デメリット3:ページ数が少ない
8ページと、一般的な絵本と比べてページ数が少ないです。
しかし:
- しかけ絵本としては標準的
- 赤ちゃんの集中力に合った分量
- 何度も繰り返し楽しめる
むしろ、短いからこそ飽きずに繰り返し遊べると言えます。
★総合評価
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 指先知育効果 | ★★★★★ | 生後8ヶ月から2歳まで、指先の発達を実感。効果絶大 |
| コストパフォーマンス | ★★★★★ | 1,045円で約2年使用。姉妹2人で月額43円は高コスパ |
| 耐久性 | ★★★★☆ | 約2年使用で多少の使用感はあるが、まだまだ現役 |
| デザイン性 | ★★★★★ | はっきりした色使いで赤ちゃんの興味を引く。シンプルで分かりやすい |
| 姉妹共有度 | ★★★★★ | 年齢差があっても一緒に楽しめる。コミュニケーションツールにも |
| 月齢適合性 | ★★★★☆ | 生後8ヶ月~2歳が最適。生後6ヶ月では少し早いかも |
総合評価:4.7 / 5.0
1,045円という価格で約2年使え、姉妹2人で指先知育ができる。さらに姉妹のコミュニケーションツールにもなった、我が家にとって最高の絵本です。
こんな人におすすめ
✅ 赤ちゃんの指先知育を考えている方
生後8ヶ月頃から、指先を使った遊びを取り入れたい方におすすめです。自然に指先の発達を促せます。
✅ 姉妹・兄弟がいる家庭
年齢差があっても一緒に楽しめます。上の子が下の子に教える姿は、親として嬉しい瞬間です。
✅ 長く使える絵本を探している方
0歳から3歳まで、成長に合わせて長く使えます。コスパ重視の方にぴったりです。
✅ はっきりした色の絵本を探している方
赤ちゃんが認識しやすい、はっきりした色使いの絵本を探している方におすすめです。
購入方法と価格情報
おすすめの購入先
- Amazon: 1,045円前後
- 楽天市場: 1,045円前後
- 書店: 1,045円(税込)
シリーズ商品
「ころりん」シリーズには、成長に合わせた3冊があります。
- ころりん・ぱ!(基本版、今回レビュー):輪っかを動かす
- ころりん・ぽい!:ポトンと転がす動作
- ころりん・123:数字を学ぶ
3冊セット もあります:
- ころりん ぱ!ぽい!123 3冊セット:3,135円
我が家では、まず「ころりん・ぱ!」のみを購入しましたが、次女の状況に応じて、他のシリーズも購入予定です。
特別版
ぴかぴか ころりん・ぱ!(2024年11月発売)
- 価格:1,540円
- 全ページキラキラピカピカ仕様
- 赤ちゃんがよろこぶ特別版
よくある質問(FAQ)
Q1. 対象年齢は何歳からですか?
公式では0歳~3歳ですが、実際に遊び始めたのは生後8~9ヶ月頃でした。生後6ヶ月では少し早いかもしれません。
Q2. 輪っかは取れやすいですか?
口コミでは「取れた」という報告もありますが、我が家では約2年使って取れていません。無理に引っ張らないよう見守ることが大切です。
Q3. 何歳まで使えますか?
公式では0歳~3歳ですが、我が家の2歳長女はまだ楽しんでいます。3歳頃までは十分使えそうです。
Q4. 姉妹・兄弟で使えますか?
はい、むしろおすすめです。年齢差があっても一緒に楽しめ、上の子が下の子に教える姿が見られます。
Q5. 他のシリーズとの違いは?
- ころりん・ぱ!:基本版、輪っかを動かす
- ころりん・ぽい!:ポトンと転がす動作が加わる
- ころりん・123:数字を学べる
まずは「ころりん・ぱ!」から始めるのがおすすめです。
Q6. ボードブックのメリットは?
赤ちゃんが舐めても大丈夫、ページが破れにくい、角が丸くて安全、という3つの大きなメリットがあります。
まとめ:1,045円で約2年使える指先知育絵本
この絵本の最大の価値
ころりん・ぱ!の最大の価値は、1冊で姉妹そろって指先知育ができ、さらに姉妹のコミュニケーションツールにもなったことです。
1,045円という手頃な価格で、約2年間活躍中。生後6ヶ月から2歳まで、長女の指先の成長を見守ってきました。そして今、次女も同じ絵本で遊び始め、長女が得意げに教える姿が見られます。
個人的な体験総括
約2年使い続けて、月額換算で約43円。この投資で指先知育と姉妹のコミュニケーションが生まれたことを考えると、買って正解だったと心から思います。
特に印象的だったこと:
- 生後8ヶ月頃から徐々に指先が器用になっていく過程
- 1歳半頃、スムーズに輪っかを動かせるようになった瞬間
- 2歳の長女が次女に「こうやってやるんだよ!」と教える姿
✅ 特におすすめの方:
- 生後8ヶ月以降の赤ちゃんがいる方
- 指先知育を考えている方
- 姉妹・兄弟がいる家庭
- 長く使える絵本を探している方
- コスパ重視の方
この1冊は、単なる「しかけ絵本」ではありません。
「指先の発達」「感覚の刺激」「姉妹のコミュニケーション」、すべてを叶えてくれる魔法の絵本です。
赤ちゃんの指先知育を考えている方、姉妹・兄弟で一緒に楽しめる絵本を探している方に、自信を持っておすすめします。
一緒に、子供の成長を見守る喜びを共有していきましょう!


コメント