グラボステー使用レビュー【RTX5090を守る必須アイテム】 

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グラボステー使用レビュー【RTX5090を守る必須アイテム】

「68万円のPC、支えが必要だったなんて…」

RTX5090搭載のハイエンドゲーミングPCを購入し、満足感に浸っていた私。しかし、PCの設定方法を調べている時に偶然見つけた「グラボステー」という存在に衝撃を受けました。

最新のハイエンドグラフィックボードは重量が1kgを超え、その重みでマザーボードやグラボ自体が故障するリスクがあるという事実。68万円という高額投資を保護するため、すぐに調査を開始しました。

ITコンサルとして効率と投資対効果を重視する私が、なぜ千円のグラボステーを「必須アイテム」と考えるに至ったのか。今回は、nkomax製グラボステーの使用レビューと、ハイエンドグラボユーザーが知っておくべき重要な情報をお伝えします。

  1. 基本情報・商品概要
    1. 商品詳細
    2. こんな人におすすめ
  2. グラボステーとは?存在を知らなかった私
    1. PC購入後に知った衝撃の事実
    2. グラボステー(GPUサポート)とは
  3. なぜグラボステーが必要なのか
    1. ハイエンドグラボの重量問題
    2. グラボの「たわみ」とは何か
    3. たわみによる具体的なリスク
      1. 1. PCIeスロットへの過負荷
      2. 2. グラフィックボード自体の破損
      3. 3. 輸送・地震時の衝撃リスク
    4. RTX5090での必要性
  4. nkomax グラボステー 選択理由と購入
    1. 製品選択のプロセス
    2. nkomaxを選んだ理由
      1. 1. シンプルなデザイン
      2. 2. Sサイズで十分な高さ
      3. 3. 適正価格
      4. 4. レビュー評価
    3. 購入情報
  5. 実際の使用レビュー
    1. 開封・付属品
    2. 設置方法・難易度
    3. 設置後の効果
      1. 1. 視覚的な安心感
      2. 2. 物理的な安定性
      3. 3. 精神的な安心感
    4. 良い点・メリット
      1. 1. 設置が非常に簡単
      2. 2. 見た目の違和感がない
      3. 3. しっかりした作り
      4. 4. 高さ調整の幅が広い
      5. 5. 圧倒的なコストパフォーマンス
    5. 気になる点・デメリット
      1. 1. マグネットの強度
      2. 2. LEDファンとの干渉可能性
      3. 3. 完璧な水平調整の難しさ
  6. 他のグラボステーとの比較
    1. 価格帯別の選択肢
    2. RGB LED付き製品との比較
  7. ★総合評価
  8. グラボステー選びのポイント
    1. 必要性の判断基準
    2. サイズの選び方
    3. 設置時の注意点
      1. 1. 水平維持が目的
      2. 2. マグネット対応の確認
      3. 3. ケーブルとの干渉
  9. まとめ
    1. この商品の最大の価値
    2. 個人的な体験総括

基本情報・商品概要

グラボステーをつけた状態のグラフィックボード。

商品詳細

商品名: nkomax GPUサポート、グラフィックカードサポート、ビデオカードたるみ防止ブラケット、GPUスタンド(Sサイズ)
価格: 約1,000円(購入時期により変動)
サイズ: Sサイズ(高さ調整可能)
材質: アルミニウム合金
重量: 約200g
取り付け方式: マグネット式底面
対応: ほぼ全てのグラフィックボード

こんな人におすすめ

✅ RTX4090/5090などハイエンドグラボを使用している
✅ 3連ファンの大型グラボを搭載している
✅ 重量1kg以上のグラボを使用している
✅ 高額なPC投資を長期間保護したい
✅ グラボのたわみが気になっている

グラボステーとは?存在を知らなかった私

PC購入後に知った衝撃の事実

68万円のRTX5090搭載PCを購入し、セットアップも完了。満足感に浸りながら、さらなる最適化のためにPCスペックや周辺情報を調べていた時のことです。

「グラボ 初期設定」で検索していると、関連キーワードとして「グラボステー」「VGAサポート」という見慣れない言葉が。

「グラボに支えが必要?何それ?」

この瞬間まで、グラフィックボードを支える専用のアイテムが存在することすら知りませんでした。

グラボステー(GPUサポート)とは

正式名称の多様性

  • グラボステー
  • VGAサポートステイ
  • GPUサポート
  • ビデオカードホルダー
  • グラフィックカードサポート

呼び方は様々ですが、すべて同じものを指しています。

役割:重量級グラフィックボードを支える

グラボステーは、重いグラフィックボードを下から支え、マザーボードのPCIeスロットへの負荷を軽減するためのサポートツールです。

なぜグラボステーが必要なのか

ハイエンドグラボの重量問題

最近のグラフィックボードの重量化

世代代表的なモデル重量の傾向
RTX2000シリーズRTX2080Ti約1.1〜1.4kg
RTX3000シリーズRTX3090約1.5〜2.0kg
RTX4000シリーズRTX4090約2.0〜2.5kg
RTX5000シリーズRTX5090約2.2〜2.8kg

性能向上と引き換えの重量増加

グラフィックボードの性能向上に伴い:

  • 大型のGPUクーラー(3連ファンが標準)
  • 分厚いバックプレート
  • 強化された電源供給回路

これらにより、最新ハイエンドグラボは1kg超、場合によっては2kg以上の重量になっています。

グラボの「たわみ」とは何か

物理的な下垂現象

グラフィックボードは、マザーボードのPCIeスロットとケース背面の2点で固定されています。しかし、1kg以上の重量があると、ボードの先端部分(ファン側)が重力に負けて徐々に下がっていく現象が発生します。

たわみの進行速度

  • 軽いグラボ(500g以下):ほぼ問題なし
  • 中量級(700〜1000g):1年以上で徐々に下がる
  • 重量級(1kg以上):半年で1〜2mm下がる報告あり
  • 超重量級(RTX4090/5090):数ヶ月で目視できるレベルのたわみ

たわみによる具体的なリスク

1. PCIeスロットへの過負荷

マザーボード側への影響

  • PCIeスロットが変形
  • はんだクラックの可能性
  • 接触不良による動作不安定

2. グラフィックボード自体の破損

実際に発生した事例:RTX2080Ti故障多発

2023年頃、RTX2080Tiで「たわみによる故障」が多数報告されました:

  • VRAM周辺のはんだクラックが原因
  • 長期使用でのたわみが故障に直結
  • 修理費用は数万円〜

この事例が、グラボステーの必要性を広く認知させるきっかけとなったそうです。

3. 輸送・地震時の衝撃リスク

日常では見落としがちなリスク

  • PC移動時の振動
  • 地震による揺れ
  • 宅配便での輸送

グラボステーがあることで、これらの衝撃からもグラフィックボードを保護できます。

RTX5090での必要性

私のケース:ASUS RTX5090

調査の結果、RTX5090クラスのハイエンドグラボには、グラボステーがほぼ必須であることが分かりました。

判断基準:

  • 重量:推定2.5kg前後
  • ファン:3連ファン大型クーラー
  • 長さ:30cm超の長大な基板
  • 投資額:68万円のPC(グラボ単体でも20万円超)

「この投資を千円の対策で守らない理由がない」

即座にグラボステー購入を決断しました。

nkomax グラボステー 選択理由と購入

製品選択のプロセス

Amazonでの検索結果

「グラボステー」で検索すると、様々な製品が表示されます:

  • 価格帯:1,000円〜5,000円
  • デザイン:シンプルなものからRGB LED付きまで
  • サイズ:S/M/Lなど複数サイズ展開

nkomaxを選んだ理由

1. シンプルなデザイン

LED不要の判断

RGB LED付きの製品も魅力的でしたが:

  • 目的は「支えること」であり「光らせること」ではない
  • シンプルな方が故障リスクが低い
  • 価格も抑えられる

2. Sサイズで十分な高さ

私のPCケースの高さに対応できる調整範囲が必要でした。

3. 適正価格

約1,000円という価格は、機能に対して適正と判断しました。

4. レビュー評価

Amazonでの評価が高く、実際の使用者からの肯定的なフィードバックが多数ありました。

購入情報

購入時期: 2024年10月
購入価格: 約1,000円
購入場所: Amazon

実際の使用レビュー

開封・付属品

パッケージ内容:

  • グラボステー本体(高さ調整式)

第一印象: しっかりとした金属製で、安っぽさは全くありません。アルミニウム合金の質感が良く、見た目にも高級感があります。

設置方法・難易度

設置手順:

  1. 高さの調整
    • グラボの高さに合わせて支柱を調整
    • ボルトを締めて固定
  2. 設置位置の決定
    • グラボの先端部分(ファン側)の下に配置
    • 底面のマグネットでケース底面に固定
  3. 微調整
    • グラボが水平になるように高さを調整
    • 持ち上げすぎず、優しく支える程度に

所要時間:約5〜10分

難易度:★☆☆☆☆(非常に簡単)

PC初心者でも問題なく設置できるレベルです。追加の工具も不要でした。

設置後の効果

1. 視覚的な安心感

Before: グラボが若干下向きに傾いているように見える(気のせいかもしれませんが)

After: 完全に水平、どっしりと安定している印象

2. 物理的な安定性

揺れテスト:

  • ケースを軽く揺らしてみる
  • グラボステーなし:グラボが僅かに揺れる
  • グラボステーあり:揺れが明らかに少ない

3. 精神的な安心感

最も大きな効果

68万円という高額投資を、数千円の対策で保護できているという安心感。これは金額では測れない価値です。

良い点・メリット

1. 設置が非常に簡単

マグネット式の利点:

  • ケースに穴を開ける必要なし
  • 工具不要(高さ調整以外)
  • 位置調整が自由

2. 見た目の違和感がない

シンプルなデザインの効果:

  • PCケースの内部で目立たない
  • 黒色でどんなケースにもマッチ
  • RGB LEDがないため主張しない

3. しっかりした作り

品質の高さ:

  • アルミニウム合金で軽量かつ頑丈
  • ぐらつきなし
  • 長期使用でも劣化しにくい

4. 高さ調整の幅が広い

Lサイズということもあり、様々な高さのグラボに対応できます。

5. 圧倒的なコストパフォーマンス

投資対効果の考察:

  • グラボステー:約1,000円
  • 保護する対象:RTX5090(単体20万円超)
  • 故障時の修理費用:数万円〜
  • 投資比率:1%未満で20万円以上の資産を保護

気になる点・デメリット

1. マグネットの強度

設置環境による制約:

  • ケース底面が鉄製である必要がある
  • アルミケースやプラスチックケースでは使えない
  • 私のケースでは問題なく固定できましたが、購入前の確認が必要

2. LEDファンとの干渉可能性

ケース内配置の制約: ケース底面にファンがある場合、設置位置が制限される可能性があります。

3. 完璧な水平調整の難しさ

微調整の課題: 水平器がないと、完璧に水平かどうかの判断が難しい。ただし、多少の誤差は問題ありません。

重要なのは「持ち上げすぎないこと」。無理に持ち上げると、逆にグラボやマザーボードに不自然な力がかかります。

他のグラボステーとの比較

価格帯別の選択肢

価格帯特徴おすすめ度
1,000円以下簡易的な作り、プラスチック製も★★☆☆☆
1,000〜2,500円nkomaxなど、バランス良好★★★★★
3,000〜5,000円RGB LED付き、高級感★★★★☆

RGB LED付き製品との比較

RGB LED付きグラボステーの特徴:

  • 見た目が華やか
  • ゲーミングPCの雰囲気向上
  • 価格は3,000円〜

私がシンプル版を選んだ理由:

  1. 目的は支えることであり、光らせることではない
  2. LEDは故障リスクが増える
  3. 価格を抑えられる
  4. PCケースが閉じていれば見えない

おすすめの選び方:

  • 機能重視・コスパ重視 → nkomaxのようなシンプル版
  • 見た目・雰囲気重視 → RGB LED付き
  • ケースが透明でLED多用 → RGB LED付きも検討価値あり

★総合評価

評価項目評価コメント
必要性★★★★★RTX5090クラスでは必須。高額投資の保護は絶対必要
設置の簡単さ★★★★★5〜10分で完了。PC初心者でも問題なし
効果の実感★★★★☆物理的安定性と精神的安心感を獲得
デザイン★★★★☆シンプルで目立たない。RGB不要派には最適
品質・耐久性★★★★★アルミ合金でしっかりした作り。長期使用も安心
コストパフォーマンス★★★★★2,000円で20万円超の資産保護。圧倒的

総合評価:4.7/5.0

グラボステー選びのポイント

必要性の判断基準

以下に該当する方は必須:

  • ✅ RTX4090/5090などの超ハイエンドグラボ使用
  • ✅ 3連ファンの大型グラボ
  • ✅ 重量1kg以上のグラボ
  • ✅ 高額なPC投資を長期保護したい

検討をおすすめする方:

  • △ RTX4070Ti Super以上のミドル〜ハイグラボ
  • △ 2連ファンでも大型のグラボ
  • △ PCを頻繁に移動する

不要な場合:

  • ✗ エントリークラスの軽量グラボ(〜500g)
  • ✗ ロープロファイルのグラボ

サイズの選び方

高さ調整範囲の確認:

  1. グラボの底面からケース底面までの距離を測る
  2. その範囲に対応したサイズを選択
    • Sサイズ:〜10cm程度(私のケース)
    • Mサイズ:10〜15cm程度
    • Lサイズ:15cm〜

 調整範囲が広いため、様々な環境に対応できます。

設置時の注意点

1. 水平維持が目的

重要な原則: グラボステーの目的は「持ち上げること」ではなく「水平を維持すること」です。

NGな設置:

  • 持ち上げすぎ → マザーボードやグラボに不自然な力
  • 低すぎ → 効果が薄い

適切な設置: グラボが自然に水平になる高さで、優しく支える

2. マグネット対応の確認

購入前に、自分のPCケース底面が鉄製かどうか確認しましょう。

3. ケーブルとの干渉

グラボの電源ケーブルやその他のケーブルと干渉しないよう、設置位置を調整します。

まとめ

この商品の最大の価値

nkomax グラボステーの最大の価値は、2,000円という低コストで、68万円のPC(特に20万円超のRTX5090)を長期的に保護できることです。

「高額投資の保険」として、これほどコストパフォーマンスの高い対策は他にありません。

個人的な体験総括

正直に言うと、グラボステーの存在を知るまで、「グラフィックボードが重すぎて壊れる」というリスクを全く認識していませんでした。

68万円という高額なPCを購入し、満足していた矢先に知ったこの情報。もし知らずに使い続けていたら、数年後に「たわみによる故障」に直面していた可能性があります。

1,000円の投資で得られた安心感は、金額以上の価値がありました。

強く推奨する方:

  • RTX4090/5090などのハイエンドグラボユーザー
  • 3連ファンの大型グラボユーザー
  • 高額PC投資を長期保護したい方
  • PC自作初心者(簡単に設置できる)

最後のアドバイス:

グラボステーは「後で買おう」と思っているうちに忘れがちなアイテムです。しかし、たわみは日々進行します。

特にRTX4090/5090クラスのハイエンドグラボを使用している方は、今すぐの設置を強くおすすめします。数千円の投資が、数十万円の資産を守ります。

フロンティアPC購入記事で紹介した68万円の投資を、わずか2,000円でしっかり保護できました。

一緒に、大切なPC資産を長く守っていきましょう!


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