「絵本で赤ちゃんが本当に笑うなんて、作り話でしょ?」
以前、第一子の長女に初めて絵本を読んであげようとしていた私は、そう思っていました。しかし今では、だるまさんシリーズの威力を身をもって実感しています。
現在、0歳と2歳の二人の娘を育てる中で、読み聞かせは我が家の大切な時間となりました。特に「だるまさんシリーズ」は、月齢が違う二人がそれぞれ異なる反応を見せてくれる、まさに魔法の絵本です。
今回は、累計1,000万部を超える超人気絵本「だるまさんが」「だるまさんの」「だるまさんと」の3冊について、実際の育児体験をもとに詳しくレビューしていきます。
だるまさんシリーズとは?基本情報

作品概要
だるまさんシリーズは、かがくいひろし氏による赤ちゃん向け絵本の3部作です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 作者 | かがくいひろし |
| 出版社 | ブロンズ新社 |
| 構成 | 3冊セット(「が」「の」「と」) |
| 対象年齢 | 0歳〜 |
| 累計発行部数 | 1,000万部超え |
| 価格 | 各880円(税込)、3冊セット2,640円 |
各巻の特徴
だるまさんが:だるまさんの動作がメイン(転ぶ、伸びる、縮む)
だるまさんの:だるまさんの体の部位を紹介(手、足、目など)
だるまさんと:だるまさんと他のキャラクターとの交流
こんな人におすすめ
- 0〜2歳の赤ちゃんがいる家庭
- 読み聞かせ初心者のパパママ
- 出産祝いを探している人
- 泣き止まない赤ちゃんに困っている人
我が家での体験談:3冊セット購入から1年以上の記録
購入のきっかけ
「泣く子も笑う絵本」として有名なだるまさんシリーズの評判を聞き、最初から3冊セットを購入しました。専用ケース付きで見た目も可愛く、長く使えそうだと判断したのが決め手でした。
使用期間と読み聞かせ頻度
- 使用期間:1年以上
- 読み聞かせ頻度:週2〜3回(買った当初は毎日数回読み聞かせてました)
- 主な時間帯:朝の機嫌が良い時、夕方ぐずり始めた時、就寝前
月齢別反応の変化記録
長女(現在2歳)の反応の変化
- 初期の頃:「だ・る・ま・さ・ん・が」のリズムに合わせて体を揺らす
- 慣れてきた頃:「どてっ」で必ず笑う
- さらに成長後:「びろーん」「ぷしゅー」で声を出して笑う
- 現在:だるまさんの動きを完全に真似し、「次はどてっだね!」と展開を覚えて楽しむ
次女(現在0歳)の反応
- 最初の頃:じっと絵を見つめる
- 少し成長後:初めて「だるまさんが」で笑う
- 現在:お姉ちゃんと一緒に体を揺らして楽しむ
長女は次女に読み聞かせを真似することもあり、姉妹の絆も深まっています。
3冊それぞれの詳細レビュー
「だるまさんが」★★★★★
最もインパクトがある入門編
シリーズ第1作目で、だるまさんが「どてっ」「ぷしゅー」「びろーん」と様々な動作をする内容です。
良い点:
- リズムが分かりやすく、読み手も楽しめる
- 「どてっ」の驚きで確実に笑いが取れる
- 動作の真似がしやすい
気になる点:
- 繰り返し読むと展開が予想できてしまう
「だるまさんの」★★★★☆
体の部位を覚える学習要素もプラス
だるまさんの「て」「あし」「め」など体の部位が登場し、知育要素も含まれています。
良い点:
- 体の部位を自然に覚えられる
- 2歳の長女は自分の手足を指差しして楽しむ
- 0歳でも絵をじっと見つめる集中力が身につく
気になる点:
- 「が」に比べると笑いのインパクトは控えめ
「だるまさんと」★★★★☆
協調性や社会性の芽生えにも効果的
だるまさんが他のキャラクター(いちごさん、バナナさん、めろんさん)と交流する内容です。
良い点:
- キャラクターが増えて飽きにくい
- 「ぎゅっ」のハグシーンで親子の触れ合いが生まれる
- 果物の名前も覚えられる
気になる点:
- 0歳にはやや複雑かもしれない
3冊セット vs 単品購入の比較
我が家の選択:最初から3冊セット
我が家では評判の良さを信じて、最初から3冊セットを購入しました。結果的に大正解でした。
3冊セット購入のメリット:
- 専用ケース付きで収納がきれい
- 価格は単品合計と同額(2,640円)
- 成長に合わせて段階的に楽しめる
- ギフトとしても見栄えが良い
3冊セット購入のデメリット:
- 初期投資がまとまって必要
- 合わない場合のリスクが大きい
推奨購入方法
気に入るか不安がある方:まず「だるまさんが」1冊から試すことをおすすめします
確実に気に入る自信がある方:3冊セットが便利で経済的
月齢別効果的な読み聞かせ方法
0歳児への読み聞かせコツ
- ゆっくりとしたリズム:「だ・る・ま・さ・ん・が」を強調
- 表情豊かに:大げさなくらいの表現で
- 体を揺らす:赤ちゃんと一緒に左右に揺れる
- 繰り返し:同じ場面で必ず同じリアクション
1〜2歳児への読み聞かせコツ
- 参加型読み聞かせ:「次は何するかな?」と問いかけ
- 真似を促す:「一緒にどてっしてみよう!」
- 関連遊び:だるまさんごっこで体を使った遊び
- 他の絵本との組み合わせ:読み聞かせタイムの導入として活用
他の人気絵本との比較
| 絵本名 | 対象年齢 | 笑いの強度 | 学習要素 | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| だるまさんシリーズ | 0歳〜 | ★★★★★ | ★★★☆☆ | 880円 |
| いないいないばあ | 0歳〜 | ★★★★☆ | ★☆☆☆☆ | 770円 |
| はらぺこあおむし | 1歳〜 | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | 1,320円 |
| しろくまちゃんのほっとけーき | 1歳〜 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | 880円 |
だるまさんシリーズは「笑い」の効果で他を圧倒していることが分かります。我が家では「しろくまちゃんのほっとけーき」も愛用しており、こちらもまた違った魅力があります。今度詳しくレビューしてみたいと思います。
★総合評価
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 赤ちゃんの反応度 | ★★★★★ | 0歳から確実に笑いが取れる驚異的効果 |
| 読み聞かせしやすさ | ★★★★★ | シンプルな構成で読み手も楽しめる |
| 教育・知育効果 | ★★★☆☆ | 体の部位や動作表現は学べるが学習メインではない |
| 長期間楽しめるか | ★★★★☆ | 0歳〜3歳頃まで活用可能 |
| コストパフォーマンス | ★★★★☆ | 毎日使える頻度を考えると非常にお得 |
| 贈り物としての価値 | ★★★★★ | 出産祝いやプレゼントとして間違いない選択 |
総合評価:★★★★☆(4.3/5.0)
実際の育児での活用シーン
日常での活用例
朝の機嫌直し:不機嫌な時の切り札として
外出先でのぐずり対策:毎回ではありませんが、外出時に持っていくこともあります
親子の触れ合いタイム:パパの読み聞かせデビューにも最適
寝かしつけ前の静かな時間:興奮しすぎない程度に楽しめる
意外な効果
ママのストレス軽減:赤ちゃんが確実に笑ってくれる安心感
上の子の成長実感:妹に読み聞かせする2歳長女の成長を実感
祖父母世代との橋渡し:シンプルで分かりやすく3世代で楽しめる
まとめ:だるまさんシリーズがもたらした家族の変化
この絵本の最大の価値
だるまさんシリーズの真の価値は、単なる「笑いが取れる絵本」以上に、親子の絆を深める共通体験を提供してくれることです。累計1,000万部の実績は、数え切れない家族の笑顔の証明でもあります。
個人的な体験総括
1年以上ほぼ毎日読み聞かせを続けた結果、娘たちの笑顔はもちろん、私自身も読み聞かせの楽しさを実感できました。特に0歳と2歳で全く違う反応を見せてくれることで、成長の瞬間を感じられる貴重な時間となっています。
特におすすめしたい方:
- 0〜2歳の赤ちゃんがいる家庭
- 読み聞かせに自信がない新米パパママ
- 確実に喜ばれる出産祝いを探している方
今後は「しろくまちゃんのほっとけーき」のレビューも予定していますので、お楽しみに。
一緒に子どもたちの笑顔を増やしていきましょう!


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